昨年11月、一部のユーザーから「iPhone 6 / 6s」が予期しないタイミングで勝手にシャットダウンしてしまう不具合が起きているという報告が相次ぎ、Appleは調査・対応に追われた。
結果、同不具合は「iOS」側や、初期ロットに搭載されたバッテリーに問題があったことが判明しているが、Appleによれば「iOS」側にあった問題に関しては約80%解消できていることが明らかになった。
不具合に悩まされている方は、まずは「iOS 10.2.1」へのアップデートを
TechCrunchによると、Appleは1月24日に公開したアップデート「iOS 10.2.1」において、「iPhone 6 / 6s」が予期せずシャットダウンしてしまう不具合を8割程度解消することに成功したと発表している。
この「iOS 10.2.1」に関しては、すでに半数以上のiOS端末がアップデートを行っているようだが、それらの端末から得られる診断データから「iPhone 6s」が80%、「iPhone 6」で70%解消できているとのこと。ちなみに、「iPhone 7」に関しては同不具合は報告されていない。
また、AppleがTechCrunchに寄せたコメントによると、iOSの最新ベータ版にはユーザーが予期しないシャットダウンに遭遇した際、再度電源に接続せずとも自動的に端末を再起動する機能も追加されているとのこと。今後一般ユーザーにもリリースされると思われる。
同不具合に関してはまだ完全に解決したわけではないものの、同アップデートを実際に適用したことで不具合に遭遇する機会が減ったと報告するユーザーはかなり多い。
また今後、自動再起動機能も追加されることで、ユーザーの不便さはかなり改善されることになりそうだ。Appleは今後さらに修正を加え、できるだけ早く問題の解決に努めると述べていることから近いうちに同不具合は完全に解消することになると思われる。
上記の不具合に悩まされている人は、まずは自身の端末を「iOS 10.2.1」にアップデートしてみよう。アップデートは「設定」アプリの[一般]>[ソフトウェアアップデート]から。
どのバージョンがインストールされているか分からない場合は、「設定」アプリの[一般]>[情報]にある「バージョン」の欄を確認してみて欲しい。そこに「iOS 10.2.1」となっていたらアップデートは完了しているはずだ。
もし「iOS 10.2.1」のアップデートを適用しても、まだ不具合が頻発するようだったら、一度Appleに連絡してみることをお勧めする。