以前から、2017年発売の新型iPhoneは4.7インチ/5インチ/5.5インチモデルの3モデル体制になると言われていたが、このうちのプレミアムモデルと呼ばれる5インチモデルは、実は4.7インチモデルと同じサイズであるという新しい説が浮上した。
iPhoneの事情に詳しいKGI SecuritiesのMing-Chi Kuo氏は、「iPhone 8」は4.7インチモデルと同じサイズになりながら、5.5インチモデルと同程度のバッテリー容量を持つ端末になるとしていることが判明した。
「iPhone 8」はサイズは4.7インチモデルと同じで、バッテリー容量は5.5インチモデルと同程度か
Kuo氏によると、「iPhone 8」のサイズは4.7インチモデルと同じ。つまり「iPhone 6s」や「iPhone 7」とほぼ同じサイズになるということ。
ディスプレイサイズについては具体的に触れられていないので、全面ディスプレイを採用し画面が大きくなるのか、それとも従来通りの画面サイズになるのかは不明だが、少なくともバッテリー面では大きなアップグレードが施される模様。
Kuo氏のレポートでは、「iPhone 8」のバッテリー容量は5.5インチモデルと同程度。例を挙げると「iPhone 7 Plus」が2,900mAhで、「iPhone 7」の1,960mAhと比べると約1,000mAhもバッテリー容量が大きい。つまり、「iPhone 8」のバッテリー容量は従来の4.7インチモデルから33%以上もバッテリー容量が増えることになる。
Kuo氏曰く、バッテリーの性能は今後数年間で大きく進化することはないので、iPhoneの内部のロジックボードの設計を変えることによってバッテリー容量の拡大を実現するという。具体的には、ロジックボードを縦に重ねる(積層型)ことで、バッテリー用のスペースを確保し、より大きいサイズのバッテリーを搭載するのだとか。
しかも、「iPhone 8」は有機ELディスプレイを搭載する関係で、消費する電力が大幅に下がる予定。バッテリー容量が増えて消費電力が減るおかげで、なんと「iPhone 8」はTFT液晶ディスプレイを搭載した5.5インチモデル(iPhone 7s Plus?)のバッテリーライフを上回ることになるという。
小さい端末ながらバッテリーライフが向上。これに関しては、実現を期待しているユーザーも多いのではないだろうか。
「iPhone 8」についてはこれまでも様々な憶測が登場してきた。今回のレポートを公開したMing-Chi Kuo氏自身も、今までは4.7インチ/5インチ/5.5インチモデルの登場を予想していたはず。
だが、ここにきて5インチサイズではなく、「iPhone 8」が4.7インチサイズだという情報。「iPhone 8」が全面ディスプレイを採用し、「iPhone 7s」よりも画面が大きくなる可能性もあるが、実際はどのような端末になるのだろうか。
ちなみに、先ほどの情報では「iPhone 8」にワイヤレス充電が搭載されるという噂が裏付けられている状況となっている。