以前、Appleとの提携が噂されていたEnergousが、新たなワイヤレス充電用の部品「DA4100」を発表した。
AppleInsiderは、「DA4100」はこれまでよりもコンパクトかつ安価で、今年発売される予定の「iPhone 8」などの製品に採用される可能性があるのではないかと伝えている。
「DA4100」はコンパクトで安価、スマホ向けの部品か
Energousが発表した「DA4100」は、数メートル離れた位置からデバイスに電気を飛ばす同社の独自のワイヤレス充電技術「WattUp」用の部品だ。
電力を管理するための「ARM Cortex-M0+」と「RFトランスミッタ」が組み合わされたICチップの大きさはたったの7mm×7mm。部品のスペースが限られているスマートフォンなどの製品にはぴったりな部品となっている。また、これまでの部品よりも安価であることから、量産に向いているとも言われているようだ。
「DA4100」はすでに顧客向けにサンプルが出荷されているとのことだが、大規模な量産が始まる時期はまだ不明だ。
Energousは「CES 2015」で、2015年内には「WattUp」技術を採用した製品が出荷されるとアナウンスしていたものの、出荷直前になって小型の製品用にさらに開発を続ける方針を発表。出荷を2015年から延期することが明らかになっていた。
この方針の転換について、CEOのスティーブ・リゾン氏は「名前は明かせないが、”とある企業”との提携が理由」としており、ヒントとして「皆さんはその企業の製品を家庭や職場などの身近な場所で利用している」と話していたことから、Appleとの提携の噂が浮上。
今回発表された「DA4100」はかなりコンパクトな部品であることから、今年発売が噂されている「iPhone 8」に採用される可能性が高いと言える。
最近ではワイヤレス充電機能の搭載がかなり濃厚になってきている「iPhone 8」。もしワイヤレス充電ができるようになったら、iPhoneの充電がかなり便利になるのは間違いないだろう。続報を楽しみに待とう!