Facebook、偽ニュース対策にニュースフィードのアルゴリズムを変更

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Facebookは偽ニュース対策に、ニュースフィードのアルゴリズムを変更した。同社の発表によると、信頼できるコンテンツを特定するための新しい「シグナル」を追加したとのこと。

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ある「シグナル」を検知することで、偽ニュースを一掃

Facebookは、偽ニュースを見たユーザーの反応や、投稿者が行なっている行動からある「シグナル」を検知。それらを元にユーザーの投稿が適切で、信頼できるものであるかどうかを自動で判別し、他ユーザーのニュースフィードに表示するかどうかを自動で選別してくれるようになる。

具体的には、まず各Facebookページがスパムの投稿、「いいね!」やコメント、シェアをユーザーに求めるなどのフィード操作を試みたりしていないかを判定する。

その次に、ユーザーが非表示にする確率が高い投稿かどうかを検証する。判定の結果、情報の信憑性が低いと認識された場合は、他ユーザーのニュースフィード内に表示が行われれない仕組み。現在、ニュースフィードに蔓延っている偽ニュースの類が一掃される可能性がある。

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ちなみに、Facebookのニュースフィードで流れてくる偽ニュースに関しては1年以上前から世界的に大きな問題となっていた。その中で最も話題になったのは、先日行われた米大統領選挙。

今回の大統領選挙では、現大統領のドナルド・トランプ氏とヒラリークリントン氏が舌戦を繰り広げ、最終的にはドナルド・トランプ大統領が選出されたわけだが、Facebookのニュースフィードにはトランプ氏の当選に影響する偽ニュースが多数表示されていたと、複数のコメンテーターが主張。

世界で17億人以上のユーザーが利用するFacebookは、メディアと同じくらいの影響力を持つ。それだけに、嘘偽りだらけの捏造ニュースが蔓延る状況は好ましいとは言えないだろう。今回の変更で、間違った情報が世界に拡散されないことを祈るばかりだ。

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ちなみに、Facebookによると、今回のニュースフィードのアルゴリズム変更で、ユーザーに有益な情報をニュースフィードの上部に表示するようにも変更が加えられているという。

今回追加された新シグナルをもとに、信頼できる情報だと判断された場合は、ニュースフィードの上に表示されるように。自然と「いいね」やコメント、シェアが拡大した投稿に関しては、Facebookとしても信頼に足ると判断することになるため、Facebookのサービス全体で話題になっている情報などがニュースフィード内に表示される機会が増えることになりそうだ。

[ via CNET Japan ]

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