本日、Appleは2017年度第1四半期(2016年10月~12月)の決算内容を発表した。
ここ最近のAppleの決算発表は、主力のiPhone・iPad・Mac部門の不調が目立っていたが、今回の発表ではどうなったのか。早速詳細を確認していこう!
2017年度第1四半期(2016年10月~12月)の決算内容
総売上高 | 783億5,100万ドル ( 3%増 ) |
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純利益 | 178億9,100万ドル ( 3%減 ) |
売上高 | 販売台数 | |
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iPhone | 543億7,800万ドル ( 5%増 ) | 7,829万0,000台 ( 5%増 ) |
iPad | 55億3,300万ドル ( 22%減 ) | 1,308万1,000台 ( 19%減 ) |
Mac | 72億4,400万ドル ( 7%増 ) | 537万4,000台 ( 1%増 ) |
Service | 71億7,200万ドル ( 18%増 ) | − |
その他 | 40億2,400万ドル ( 8%減 ) | − |
地域 | 売上高 |
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アメリカ | 319億6,800万ドル ( 9%増 ) |
日本 | 57億6,600万ドル ( 20%増 ) |
ヨーロッパ | 185億2,100万ドル ( 3%増 ) |
中国 | 162億3,300万ドル ( 12%減 ) |
アジア太平洋地域 | 58億6,300万ドル ( 8%増 ) |
増減は全て前年同期比の数字。
上記表が今回発表されたものの抜粋。Appleの今期の売上高は784億ドル、純利益が179億ドル。希薄後の1株あたり利益は3.36ドルとなった。
今回の決算から言えることは、Appleの新製品は全て「成功」したということ。
昨年9月から10月にかけて、Appleは新製品「iPhone 7 / 7 Plus」「Apple Watch Series 2 / 1」「MacBook Pro (Late 2016)」を相次いで投入。これらの新製品については、一部報道ではネガティブなものも存在したが、結果としては販売は好調だった模様だ。
AppleのCEOティム・クック氏によると、iPhone、Mac、Apple Watchの販売台数は過去最高を記録したとのこと。新製品の登場が、Appleの決算内容を押し上げたことは間違いない。
特に「iPhone」シリーズに関しては、前年同期比で5%の増加。ここ最近は「iPhone」の販売台数が奮っておらず、3期連続で売上がダウンしていたが、今回の決算でようやくプラスに転じることができた。
ちなみに、各地域での売上については中国以外では全ての地域でプラス。日本国内においては20%も増加するなど大きな成長を記録した。
今後、Appleは新型「iPad」などの新製品の発表を控えている。また、今年はiPhone誕生から10周年を迎える記念すべき年。10周年に合わせて、大きなアップデートを行うと報じられていることから、今後のAppleには大いに期待できるだろう。