本日、AppleはMac用音楽制作アプリ「Logic Pro X」の最新バージョンとなるv10.3をリリースしている。
同アップデートでは、「MacBook Pro (Late 2016)」のTouch Barに対応したほか、UIが改良されて使いやすさが向上された。リリースノートは以下の通りだ。
MacBook ProでTouch Barをサポート
- タイムライン概要でプロジェクト全体を一目で確認、移動可能
- 選択したトラックのSmart Controlの調整で音源やエフェクトのサウンドを微調整
- ピアノの鍵盤またはスケールモード付き音楽キーボードを使用してソフトウェア音源を演奏/録音
- ベロシティとノートリピートを制御中にドラムパッドをトリガしてビードを作成
- カスタマイズ可能なキーコマンドのセットを使用して、よく使うショートカットにアクセス
インターフェイスをアップデート
- インターフェイスが明るくなり、様々な照明状態で文字の読みやすさが向上
- 新たに24色が追加されたカラーパレットでリージョン、トラック、およびノートにラベル付け
- すべてが表示された状態のままにできる横方向の自動的な拡大
- 新しいリージョン編集ではトリミング中のオーディオファイル全体に波形を表示
オーディオ制作
- “代替トラック”を使用して、トラックのリージョンおよび編集の異なるプレイリスト間での作成と切り替えが可能
- “選択ベース処理”を使用して、エフェクトプラグインの任意の組み合わせを選択したオーディオにレンダリング
- 本格的なステレオパンにより、ステレオ信号のより正確なコントロールと個別の操作が可能
- 複数のリージョンに同時にフェードを適用
- 64ビットの集約エンジン
- 192の追加バスを使用
追加機能
- “GarageBandに送信”オプションにより、iPhoneまたはiPadからiCloud経由でLogicプロジェクトへの新規トラックの追加が可能
- MIDIプラグインを使用してプラグインパラメータを独創的にコントロール
- ソフトウェア音源をサイドチェーンソースとして直接割り当て
- MusicXMLファイルのインポート
また、「Logic Pro X」の最新バージョンのリリースと同時に、コンパニオンアプリであるiOS用アプリ「Logic Remote」のv1.3.1もリリースされており、MacへのWi-Fi接続の信頼性が向上し、スケールモード付きキーボードがiPhoneで使用可能になっている。
これらのアプリを利用している人は、アップデートを忘れないようにしよう。