今後は位置情報を利用するアプリなどでGPSの精度が向上することになるかもしれない!
iをありがとうによると、「iPhone 7 / 7 Plus」と「Apple Watch Series 2」が準天頂衛星システム「QZSS(みちびき)」に対応したことが明らかになった。
「iPhone 7 / 7 Plus」と「Apple Watch Series 2」の位置情報の正確性が向上
準天頂衛星システム「QZSS(みちびき)」とは、日本版GPSとも呼ばれる日本専用に稼働している衛生測位システムのことで、GPSの機能を補うように利用することで、より正確な位置を取得したり、従来より早く位置情報が取得できるようになるというものだ。
今回、この「QZSS」に「iPhone 7 / 7 Plus」と「Apple Watch Series 2」が対応。Apple公式サイトのこれらの3つの端末の製品仕様には「QZSS」への対応が追記されており、「QZSS」自体の対応製品にも「iPhone 7 / 7 Plus」と「Apple Watch Series 2」が記載されていることが確認できた。
今回の対応により、今後はこれらの端末で位置情報がより正確に、より早く取得できるようになることが予想される。
ちなみに「QZSS」は現在は1機での運用が行われているが、2018年には4機体制に、2023年には7機での運用が予定されており、数が増えることで都市部や山間部を含めた様々な地点で正確な位置が取得できるようになるとのこと。
現在のところ、対応しているApple製品は「iPhone 7 / 7 Plus」と「Apple Watch Series 2」のみとなっているようだが、これらの端末で対応できたということは、今後発売される製品での対応も見込めることになる。今後は位置情報を利用するアプリなどでGPSのふらつきなどが少なくなりそうだ。
ちなみに、Apple製品の他にもASUSの「Zenfone 2 ZE551ML」やマイクロソフトの「Surface LTEモデル」などの製品も「QZSS」に対応しているとのこと。「QZSS」対応製品の確認はこちらからどうぞ。