先日、ようやく発売となったAppleの純正ワイヤレスイヤホン「AirPods」。同製品は他の標準的なワイヤレスイヤホンとは違って両耳のイヤーピースが分離しているというのが特徴だが、それゆえに製品自体が非常に小さく、常に落下の危険が付きまとう。
もし、その落とした場所が高いところだったり、雨の日に水たまりに落としてしまったという場合、果たして「AirPods」は無事なのだろうか。
Apple製品に対して過酷な耐久テストを行うことで有名なEverythingAppleProが、「AirPods」の本体と充電ケースに落下や水没などの耐久テストを行っているので詳細をお伝えしよう。
「落下」「洗濯」「水没」の3種類のテストを実行、結果はオールクリア
今回EverythingAppleProが行ったテストは「落下」「洗濯」「水没」の3種類だ。
まずは「落下テスト」から。落下テストでは腰の高さや顔の高さ、3mほどの高さからそれぞれ「AirPods」をケースに入れたまま落下させたり、ケースから取り出して落下させたりしている。
iPhoneなどの落下テストでは「パーン」というかなり派手な音がしてしまうものだが、「AirPods」や充電ケースはそこまで重いものではないこともあり、落ちた瞬間も「カランカラン」という軽い音がするだけ。
さすがに傷は少しついてしまったが、「AirPods」本体や充電ケースが壊れて音楽が聴こえなくなるということはなかったようだ。
そして、次は「洗濯テスト」だ。ドラム式の洗濯機で服と一緒にゴウンゴウン洗濯し、洗濯が終わったらご丁寧に乾燥機にまでかけてしまうという、「水」と「洗剤」と「熱」が組み合わさったかなり恐ろしいテストだが、「AirPods」は難なくクリア。
乾燥後、「AirPods」での音楽の再生はもちろん、ケースでの充電も問題なかったとのこと。
そして最後に行われたのが「水没テスト」。先ほどの洗濯テストでもひやっとさせられたが、こちらは完全に水に浸けてしまうという、電子機器にとってはご法度とも言えるテストだ。
テストでは「AirPods」と充電ケースをバラバラにして5分間水に入れているのだが、取り出した後には問題なかったどころか、水中でも音楽の再生ができる状態であったとのことから、かなり耐水性はあるような印象だ。
今回のテストで「AirPods」は3つのテストを全てクリア。かなりの耐久性があることが証明されたわけだが、あくまでこれは個人のテストであって、Appleは「AirPods」に関して防水性能などを公表していないため、確実とは言い切れない。
やはり「AirPods」も電子機器であるという認識を持ち、水に浸けたり、洗濯したりは絶対にしないようにしよう。