来年の2017年は、初代「iPhone」がこの世に生み出されてから10周年という節目の年。今年の「iPhone 7」シリーズで大きな変更を伴わなかったこともあり、来年こそはデザインの刷新が期待されている。
噂では有機ELディスプレイが搭載されたり、ワイヤレス充電に対応するなど囁かれていたりもするが、ディスプレイサイズにも変更が加えられるようだ。
Business Insiderによると、来年に発売予定の「iPhone 8(仮称)」はディスプレイサイズが従来端末よりも大きくなる予定であることを伝えている。
ベゼルレスデザインの採用によりディスプレイサイズが大型化 4インチモデルは廃止か
これを報告しているのは、イギリスの金融機関であるBarclaysに勤めるアナリストBlayne Curtis氏とChristopher Hemmelgarn氏。
彼らのレポートによると、次期iPhoneのサイズは「iPhone 7」シリーズから変更されないものの、ベゼルの面積が少なくなることによって全面ディスプレイに。その分、ディスプレイサイズがより大型化するとのこと。
次期iPhoneのディスプレイサイズは、5インチと5.8インチ。現在の「iPhone 7」のディスプレイサイズは4.7インチ、「iPhone 7 Plus」は5.5インチなので、それぞれ0.3インチずつ大きくなる予定のようだ。
現状の有力な噂では、次期「iPhone」はプレミアムモデルを含めて3モデル体制で販売されることが予想されている。彼らのレポートでは、そのうちのプレミアムモデルのみが有機ELディスプレイを搭載する予定で、これらを供給するのはSamsungとLGの2社になるとのこと。
そして、これらの端末の他にも”ローエンドモデル”も登場するようで、こちらは4.7インチのディスプレイを採用した端末になるとのこと。
彼らの言う、ローエンドモデルがどういった端末なのかは不明だが、おそらく「iPhone SE」の後継機。そうなると、4インチモデルが廃止になる可能性も出てきた。
今回、同情報を伝えているBlayne Curtis氏とChristopher Hemmelgarn氏は、アジアでの出張の最中にサプライヤーから得た情報であるとしていて、かなり確度の高いものであると伝えている。
「iPhone 8」のデザインがどうなるかなどの細かい情報については、まだ明らかになっていないようではあるが、今年実現しなかった大型デザイン変更が、来年こそは実現しようとしているようだ。
[ via MacRumors ]