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Apple、2016年度第4四半期の決算内容を発表 iPhoneの売上も前年同期比13%減で3期連続の減収・減益

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本日、Appleは2016年度第4四半期(2016年7~9月期)の決算内容を発表した。

前回の決算発表では、iPhoneだけでなくiPadやMacなどの主力部門も、全体的に販売台数が減少するという結果になっていたが、今回の発表ではどうなったのか詳細をお伝えする!

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2016年度第4四半期(2016年7月~9月)の決算内容

総売上高 / 純利益
総売上高  468億5,200万ドル ( 9%減 )
純利益 90億1,400万ドル ( 19%減 )
各製品の売上高 / 販売台数
  売上高 販売台数
iPhone 281億6,000万ドル ( 14%減 ) 4,551万3,000台 ( 5%減 )
iPad 42億5,500万ドル ( ±0% ) 926万7,000台 ( 6%減 )
Mac 57億3,900万ドル ( 17%減 ) 488万6,000台 ( 14%減 )
Service 63億2,500万ドル ( 24%増 )
その他 23億7,300万ドル ( 22%減 )
地域別の売上高
地域 売上高
アメリカ 202億2,900万ドル ( 7%減 )
日本 43億2,400万ドル ( 10%増 )
ヨーロッパ 108億4,200万ドル ( 3%増 )
中国 87億8,500万ドル ( 30%減 )
アジア太平洋地域 26億7,200万ドル ( 1%減 )

増減は全て前年同期比の数字。


上記表が今回発表されたものの抜粋だ。

やはり今年発売の新型iPhoneであるiPhone 7」「iPhone 7 Plus」の販売は好調とは言えないようだ。表を見ていただければわかると思うのだが、売上が前年に比べて13%減、販売台数も5%減と販売が振るわなかった。

昨年に発売した「iPhone 6s / 6s Plus」の時も販売不振が指摘され、実際に販売台数が減少していたにも関わらず、今年はさらに売れていないことを鑑みると、やはりiPhoneは販売不振であると言わざるを得ないだろう。

今回の決算発表では、iPhoneの他の主力であるMacやiPadも売上、販売台数共に横ばいか減少。「Apple Watch」を含む「その他」も22%減。逆に好調だったのは、「Apple Music」「Apple Pay」を含むサービス部門で、24%増と販売が伸びている状況。

地域別で見ると、ヨーロッパと日本で売上高が伸びているようだが、主戦場のアメリカや中国で販売が伸びていない。

今回の決算発表は、前回の決算発表と同様、Appleにとって良い決算発表とは言えないだろう。特に今年のiPhoneは大型アップデートが期待されていたにも関わらず、実際は小型アップデートに留まってしまったことから、今年1年はiPhoneの販売台数が伸びないことが予想される。

そうとなると期待されるのは明日のスペシャルイベントだ。今回の決算発表はもともと現地時間27日に予定されていたのだが、あえて日付がずらされた。

それは今回の決算発表内容が芳しくないことを受けて、Appleがスペシャルイベントの開催日と決算発表日を前後させた。悪いニュースから良いニュースを発表することによって、販売不振の悪いイメージを払拭する狙いがあるとみられている。

Appleは今回のスペシャルイベントでは、新型「MacBook Pro」と「MacBook」を発表する予定。噂ではこちらはiPhoneと違い、大型アップデートになると言われていることから、次回の決算発表は期待できるかもしれない。

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