「iPhone 7 / 7 Plus」と同時に発表された「Apple Watch Series 2」は、防水性能の向上や、NFCチップの搭載によるSuicaなどへの対応など、大幅な進化が話題となった。
しかし、「Apple Watch Series 2」と同時に発表になった下位モデルの「Apple Watch Series 1」についてはほとんど情報が少ない。
「Apple Watch Series 1」は、以前に販売されていた初代「Apple Watch」より処理性能が向上した新モデルとなっているが、その性能は「Series 2」と比べてどれほど違うのか、気になっている人はいると思う。
そんな両製品の動作速度を比較した動画が公開されているので、早速詳細を確認していこう。
「S2」チップと「S1P」チップの違いはほとんどないことが判明
公開された動画では、「Apple Watch Series 2」と「Apple Watch Series 1」を隣同士に並べ、3つのテストで動作速度を検証している。
まずは再起動の速度だ。左が「Series 2」で右が「Series 1」だが、両者を同時に再起動させてみると、ほんの少しだけ「Series 1」の方が早いことが分かる。
そして、次は「Hey Siri」を使って、どちらの反応が早いかを計測。シカゴの現在時刻や、アメリカの元大統領、40×20の答えなどの3つの質問をしたところ、反応はほぼ同時。
最後はアプリの起動速度を計測。ミュージックアプリや設定アプリなどの標準アプリでは、若干「Series 1」の方が早いという結果が出ているが、サードパーティー製のアプリを開いた時には「Series 2」の方が若干早いという結果となった。
今回のテストは人間の手で行っているため、再起動の時なども完全に同時には操作できなかったりしてはいるものの、「Series 2」と「Series 1」には大きな違いが見られないことが分かる内容となっている。
なぜこのような結果になったかというと、実は「Series 2」に搭載されている「S2」チップと「Series 1」に搭載されている「S1P」チップには、GPSの搭載の有無しか違いがないため、動作速度はそこまで変わらないという認識が正しいとのこと。
この結果から、「Series 2」と「Series 1」の違いは、防水性能の違いやNFCチップの有無、ケースの種類ほどしかないということが明らかになったので、水泳などのスポーツをやる予定がなかったり、普段からSuicaを使わないという人は安価な「Series 1」を購入しても十分なのではないだろうか。
今回の検証動画は以下から視聴できるので、詳細が気になる方はどうぞ。
ちなみに、「Apple Watch Series 2」に関しては、当サイトでフォトレビューを公開しているので、気になる人はぜひこちらを見てみてほしい。
・Apple Watch Series 10
・Apple Watch Ultra 2
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