
Bethesda Softworksは現地時間4月22日、「The Elder Scrolls」 シリーズに関する公式生放送を実施。『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』を発表し、同日より配信を開始した。価格は6,900円(税込)。
また、ゲーム内コンテンツ (特別な武器/鎧) やデジタルアートブック、サウンドトラックが特典として付属するデラックスエディション版は8,000円で購入できるほか、通常版からデラックスエディションへのアップグレードが1,050円で可能だ (価格はいずれも税込)。
展開プラットフォームは、Xbox Series X|S、PlayStation 5、PC (Steam)。Xbox Game Passにも含まれるため、同サービスに加入する方は追加料金なしでプレイすることが可能だ。
『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』リマスター版がサプライズ発表&即解禁

『The Elder Scrolls IV: Oblivion』は、2006年にPC、Xbox 360、PlayStation 3向けに発売されたオープンワールドRPGで、「The Elder Scrolls」 シリーズ4作品目にあたる作品だ。タムリエル大陸の中心部に位置するシロディール地方を舞台に、皇帝の死と「オブリビオンゲート」の開放による混乱を描き、プレイヤーは王位継承者を探し、世界の破滅を阻止するための冒険に挑む。




今回発表された『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』は、2006年のオリジナルの単なるHD化に留まらず、アセットをすべてゼロから作り直し、ゲームエンジンも 「Unreal Engine 5」 に変更しており、グラフィックスは大幅に向上。リマスターとは名ばかりの、実質的なフルリメイク作品となっている。


開発はVirtuousが担当し、オリジナル版とリマスター版の比較を行った。キャラクターなどのテクスチャがいずれも刷新されており、ディティールが細かくなったことでシャドウの表現が豊かになっている。


また、三人称視点も改善されているほか、新たな機能として「スプリント(ダッシュ)」も追加されている。同機能を導入するため、各キャラクターのキャラクターアニメーションも刷新されているとのことだ。

さらに、Unreal Engine 5を導入したことでキャラクターのリップシンク(口の動きと音声の同期)も大幅に向上。また、ゲームプレイも現代風に刷新されており、音響、UI、レベルアップシステムなどもそれぞれアップデートされている。Virtuous曰く、今回の新システムは、「SkyrimとOblivionの両方の良さを兼ね備えたもの」になっているという。


リマスター版の開発は、過去のリーク情報や、開発スタジオVirtuosのウェブサイトに掲載された画像などから示唆されていた。また、Microsoftと米連邦取引委員会(FTC)との法的手続き中に公開された内部文書にも、リマスター版の存在が示唆されていたが、それが遂に明らかにされたかたち。発表=当日発売というサプライズ的なアナウンスにコミュニティからは歓喜の声が上がっているようだ。
(画像:Bethesda Softworks)