先日、TwitterがGoogleなどの複数企業から買収の提案を受けているという報道があったが、どうやらこの複数企業の他に「あの大手企業」らも加わったようだ。
各大手メディアからの情報では、Twitterの買収争いに「The Walt Disney Company」や「Microsoft」が参戦したことが報じられている。
話し合いはまだ初期段階にあるとはいえ、着々と準備は進んでいる模様
Twitterの買収をめぐっては、先日、Googleやセールスフォース・ドットコムを含む大手企業が買収の提案を行っているとCNBCが報じており、セールスフォース・ドットコムに関しては、すでにBank of Americaとの協議を行っているとの話も浮上していた。
CNET Japanによると、この買収争いに「The Walt Disney Company」が参戦したとのことで、CNETはDisneyに情報提供を求めているようだ。さらにBloombergの報道では、すでにこの件に関してDisneyは財務アドバイザーとの協議も行なっているとのこと。
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DisneyがTwitterを買収する理由としては、ディズニー傘下のアメリカのメディア「ABC」やスポーツチャンネルの「ESPN」などの売り上げが減少していることが影響しているものと思われる。最近ではアメリカのケーブルテレビの加入者数が減少していることもあり、これらのメディアの売り上げの確保が難しい状況となっているため、DisneyがTwitterのような新たなプラットフォームを求めていたとしても何らおかしい話ではない。
特に、Twitterは以前にもNFLとの提携を行い、成功しているという実績がある。Disneyはスポーツチャンネルなどの自社のコンテンツのさらなる収入面としてTwitterに注目している可能性は十分あるだろう。
また、CNBCの報道では「Microsoft」もこの買収争いに参戦。CNBCは今後30~45日以内に決着がつくのではないかとも報じている。
各所の情報をまとめると、Twitterの買収金額は300億ドル(3兆円)とも言われているが、Twitterの現在の時価総額などを考えるとそこまで高いものではない可能性が高い。ただし、今般の買収報道を受けてTwitterの株価は高騰しているので、買収額はこれより高くなる可能性もある。
Twitterは顧客基盤が大きいサービスであることに加えて、よりリアルタイムに近い情報のやり取りができるサービスであるため、これまで報道されてきた大手企業の他にも、買収を検討している企業が数多く存在するはず。一体どの企業がTwitterを手に入れるのかはまだまだ検討がつかないが、Twitterが買収されるのは時間の問題のようだ。
[ via TechChrunch ]