「iPhone 7 / 7 Plus」は、iPhoneとしては初の防塵・防水機能が備わったほか、FeliCaが搭載されていたりと、多数の新機能が搭載されている。だが、実はあまり話題になっていないが、「iPhone 7 / 7 Plus」は過去最高品質のディスプレイが搭載されているのをご存知だろうか。
ディスプレイの評価で定評のあるDisplayMateが、「iPhone 7」のディスプレイと「iPhone 6」のディスプレイを比較し、「iPhone 7」のディスプレイについての評価を発表しているので、内容を詳しく紹介しよう。
「iPhone 7」は多くの項目が「excellent」
DisplayMateのレポートによると、「iPhone 7」に搭載されているディスプレイは最高輝度が602nits、「iPhone 6」のディスプレイは558nitsとそこまで大きな差がないことが判明。
ただ、明るさの自動調節をオンにした状態で、日光の下などの明るい場所で計測した場合は「iPhone 7」は最大705nitsとなり「iPhone 6」の558nitよりも約25%明るくできることが明らかに。
最も暗い部分と最も明るい部分の輝度の差を示す「コントラスト」については、「iPhone 7」のディスプレイはLCD液晶ディスプレイの中でも、最高のコントラストを発揮するという。
DisplayMateは様々な検証を行っており、それぞれの項目の評価を発表する。今回のレポートでは、「iPhone 7」のディスプレイは「Excellent」の連発。
比較に使われた「iPhone 6」や、昨年発売になった「iPhone 6s」に関しては「Excellent」に加えて「Very Good」が多かったのに対して、「iPhone 7」はより多くの項目で「Excellent」と評価されているようだ。
そして、総合評価も「Excellent Display A」と評価され、今年の3月に発売された9.7インチ型「iPad Pro」と同じ評価となった模様。
ちなみに、Apple公式サイトでも紹介されていることだが、「iPhone 7 / 7 Plus」のディスプレイはiPhoneとして初めて「P3色域」に対応、より多くの色の表現が可能になった。
パッと見ただけでは、そこまで違いは分からないかもしれないが並べて見るとその差は結構大きく、高解像度の写真などを映し出す時などに真価を発揮する。このP3式域を最大限に発揮するために、「iPhone 7 / 7 Plus」のディスプレイはより綺麗に写真を映し出せるよう性能も向上しているのかもしれない。
ちなみに、このディスプレイは「iMac 5K Retina」モデルや「4K Retina」モデル、9.7インチ型「iPad Pro」のみで採用されていて、今後のApple製品は「P3式域」に対応した端末がデフォルトになる可能性がある。
[ via MacRumors ]