「iPhone 7 / 7 Plus」はとてもタフな端末だ。IP67程度の防水・防塵性能を持ち、水の中に入れても動作し続けることができる。
また、先ほど別記事でお伝えしたが割と高い位置から落としても画面が割れず、使用し続けることができるなど、衝撃や水没などで端末が使用できなくなるような事態は非常に少ない。こんなiPhoneはおそらく史上初だろう。
ただ、一つだけ重大な弱点がある。それは、「iPhone 7」の新色「ジェットブラック」モデルの表面がとても傷つきやすいということだ。
今年から新たに登場したジェットブラックモデルは、背面や側面が鏡面仕上げになっており、あまりの傷のつきやすさにAppleもケースの使用を推奨するほど。使っていると、徐々に磨耗で光沢がかった表面が擦り傷だらけになるようだ。
噂ではズボンのポケットに入れただけで傷がつくと言われていたりもするが、実際にどれほど傷がつきやすいのか、CNETが検証しているので紹介しよう。
CNETが公開している検証動画はこちら。
この検証動画では、「iPhone 7」のブラックモデルと、昨年発売の「iPhone 6s Plus」のローズゴールドモデルがテストに抜擢され、様々な素材でのスクラッチテストが実施されている。
例えば、ジーンズに使われているデニム生地で擦ってみたり、机の端や家の鍵などで擦ってみたりと、日常生活で起こりうる場面を想定した素材でテストされたようだ。
結果としては、デニム記事で擦ったぐらいでは傷がつくことはほとんどなかったようだが、それでも鍵で擦った時にはくっきりと擦った跡が。
それだけでなく、机の端で何度も擦ったり、金属の小物と一緒に袋に入れて上下にブンブンと振った時には、背面などにガッツリ跡が残ってしまった模様。
やはりジェットブラックモデルは他のモデルに比べて傷がつきやすく、日常生活で徐々に傷が増えていく可能性がとても高いことが判明。もし1年近くケースもつけずに使った場合は、背面が傷だらけでもはや見るに堪えない姿になるのは確実だろう。
もしジェットブラックモデルの購入を検討している人は、必ず購入前にケースの用意を!でもこれだけ傷がつきやすいとなると、もしかしたらハードケースタイプのケースはやめておいたほうがいいかも?