Appleの発表によると、5.5インチモデルの「iPhone 7 Plus」は「iPhone 6s Plus」に比べて、最大2時間もバッテリー駆動時間が長くなっているそうだ。
これに関しては、事前情報では「iPhone 7 Plus」のバッテリー容量は従来モデルよりも増大し、そのおかげで連続駆動時間が長くなっているものと予想されていた。
だが、どうやらこの情報は少し違っていたらしい。「iPhone 7」が発表される直前に正確なリーク情報を提供していたベトナムのTinhte.vnによると、「iPhone 7 Plus」のバッテリー容量は、むしろ従来モデルよりも減らされていることが判明している!
駆動時間が延びたのは、内部チップの省電力化のおかげ?
この事実はベトナムのTinhte.vnが、実際に手に入れた「iPhone 7 Plus」のジェットブラックモデルを分解して中に入っているバッテリーの容量を調べたことから明らかになった。
Tinhte.vnの分解レポートによると、「iPhone 7 Plus」のバッテリー容量は、2,675mAh。昨年発売された「iPhone 6s Plus」のバッテリー容量が2,750mAhだったことから、バッテリー容量は75mAh(約3%)ほど減少したことになる。
【追記】同レポートの内容は、翌日公開されたiFixitの分解レポートによってバッテリー容量が間違っていることが判明。正しくは2,900mAhだったとのこと。詳しくは以下の記事からどうぞ。
バッテリー容量が減っているのに、駆動時間が長くなっているのはなぜだろうか。
理由として考えられるのは、内部チップの省電力化。今回から搭載された「A10 Fusion」というプロセッサは、昨年の「A9」コアから処理速度が40%ほど向上したにも関わらず、従来の2/3しか電力を消費しない。
これらのチップの省電力化を実現した関係で、「iPhone 7 Plus」はバッテリー容量が少なくなっても、2時間以上もバッテリー駆動時間を伸ばせたのかもしれない。
ちなみに個人的には、iPhoneをいつも丁寧に分解するiFixitのレポートを楽しみにしていたのだが、残念ながら今回は先を越されてしまった模様。
ちなみに当のiFixitに関しては、今回は時差の関係で世界でも早く入手できる東京で分解を行う予定であることを発表しており、すでに国内入りしているとのこと。早ければ今日か明日には分解レポートが上がってくると思うので、こちらの内容も楽しみにしていよう。
[ via PhoneArena ]