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指紋認証センサー搭載のスマートフォンの普及率、2017年には50%を突破する見込みであることが判明

iphone6s

近年、iPhoneの「Touch ID」など、指紋認証センサーがスマートフォンに搭載されることがごく一般的になりつつある。

スマホの指紋認証を普段から利用している人ならすぐに分かると思うが、指紋での認証はかなり素早く、画面のロック解除などをスムーズに行うことができる。

また、指紋認証はセキュリティーがかなり強固であるため、「Apple Pay」などの手軽に利用できる決済サービスが徐々に普及しつつあるというのが現状だ。

今後さらに普及率が増えていくことが予想される指紋認証だが、そんな指紋認証センサー搭載スマホの普及率について、2017年には50%を超えるという予想がDigiTimesから発表されているので、詳細をお伝えする。

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指紋認証センサーは2017年には半数以上のスマホに搭載

DigiTimesの発表によると、指紋認証センサーが搭載されたスマートフォンの普及率は2016年末には40%に達し、2017年の段階では50%を超える見込みであることが判明した。

指紋認証センサーが搭載されたスマホの普及率に関しては、2015年の段階ではたったの20%であったことから、2016年末の40%という数字はかなり驚きの数字であり、この1年で指紋認証センサーの普及率がグッと高まることが分かる。

この普及率の増加には、指紋認証センサーの製造コストが下落してきているという背景がある。DigiTimesによると、指紋認証センサー1基あたりの製造コストは3ドル(約300円)まで低下してきており、ハイエンドスマホだけでなく、今後はより安価なスマホなどにも搭載が進むことが考えられる。

指紋認証センサーの普及率が高まるということは、多くのスマホで指紋認証ができるようになるということだ。そうなると、Appleの「iPhone」やSumsungの「Galaxy」などのハイエンドスマホは、指紋認証ができるという優位性を失うことになる。

となれば、今後発売する新しいスマホに関しては、より多機能で高性能なセンサーを搭載する必要が出てくるかもしれない。「iPhone 6s」に搭載されている第2世代の「Touch ID」は、第1世代に比べて認証精度は向上したものの、個人的にはその性能にまだ満足できていないので、より精度が高く、速く認証することができるセンサーが搭載されればと思っている。

ちなみに、指紋認証センサーを開発している中国や台湾の企業は、大量のスマホが出荷されると予想されている中国の市場に注目しており、2017年には前年度超えのセンサー量を出荷する予定であるとのこと。

[ via Phone Arena ]