先日、Appleの「Safari」やMozillaの「Firefox」でFlashがデフォルトでブロックされる予定であることをお伝えしたが、いよいよGoogleの「Chrome」もFlashをブロックする時期が決まり、いよいよFlashの時代が終わろうとしている。
Googleは本日、Chrome Blogで来月にリリースされる予定の「Chrome バージョン53」でバックグラウンド動作のFlashを停止することを発表。そして、今年の12月にリリースされる「Chrome バージョン55」でHTML5をデフォルトにすることを明らかにしている。
同ブログによると、Appleが以前から指摘している通り、Flashには多数のセキュリティ問題が存在し、今後はHTML5ベースのコンテンツに移行せざるを得ない状況。Googleは今年の5月にも年内にFlashコンテンツをブロックすることを発表していたが、当初の計画よりも早くFlashコンテンツが排除されることになる。
ちなみに、あくまでデフォルトがHTML5になると言うだけで、Flashコンテンツが完全に排除されるわけではなく、国内のサービスで言えば「ニコニコ動画」などのFlashコンテンツがデフォルトのサービスに関しては引き続き同ブラウザで利用することはできる。
ただ、今後はHTML5に対応していないページだと「Flashの有効化をするか」を聞かれることになるとのことなので、今後はどのメディアもHTML5に対応していく必要があると思われる。