今年3月末に発売になった新型4インチ型iPhoneの「iPhone SE」は、しばらく同サイズのiPhoneの新型がしばらく登場していなかったことから、売れ行きはかなり好調だったようだ。
「iPhone SE」についてはAppleの予測を超える需要があったことから品薄が続いていたのだが、つい先日在庫状況も改善され、今では購入後すぐに入手することが可能になった。
やはり好調だった端末は、新モデルが投入されるのが普通の流れなのだろうか。M.I.C. Gadgetは、Appleは「iPhone SE」の次世代機モデル「iPhone 7 SE」の投入を来春にも予定していることを伝えている。
新型4インチ型「iPhone」は「A10」を搭載したハイスペックモデルに?
同メディアによると、Appleは「iPhone 7 SE」の販売をすでに計画しており、来春のリリースを予定していると報じていて、「iPhone 7 SE」のスペックに関しては、「iPhone 7」に搭載されるとみられている「A10」チップ、そして1,200万画素カメラ(4K撮影対応)を搭載したものになると伝えている。
「iPhone 7 SE」の価格は、16GBモデルが399ドル(約41,000円)、そして64GBモデルが499ドル(約51,000円)程度になるとのこと(1ドル=102円で換算)。その他のスペックやデザインなどについては特に明かされていない。
確かに「iPhone SE」はAppleの予想よりも販売数が伸びたことは事実。「iPhone SE」を発売した当初、Appleは早めに品不足を解消すると宣言していたように、当時は次から次へと新しい注文が入っていたと思われる。
だだ、「iPhone SE」は品不足が続いたとはいえ、そもそも初期製造数がどれほどのものだったのかは不明で、実際の販売台数についてもまだ明らかになっていない(そもそもAppleは4インチ型「iPhone」を本腰を入れて売りたかったのだろうか?)。
Appleとしては、より付加価値のついた「iPhone 7 / 7 Plus」のような端末を販売したいという思いがあるはずで、そうなると、やはり本腰を入れて開発しているのは今年発売になる「iPhone 7 / 7 Plus」だろう。
だが、同端末に関しては今年は大型アップデートではなく、多少の新機能が追加される程度のマイナーアップデートに留まり、販売数もあまり芳しくないと言われている。もし、今年の「iPhone 7 / 7 Plu (Pro)」の販売が予想よりも不調だった場合、同端末に搭載する予定のチップセットを「iPhone 7 SE」に搭載して販売することはあるかもしれない。
ただ、新型4インチ型「iPhone」を来春にリリースしたとしても、こちらも新機能が乏しく、また4インチiPhoneユーザーの需要も「iPhone SE」である程度満たしてしまったことから、「iPhne 7 SE」は「iPhone SE」ほど販売数も伸びないのではないだろうか。
残念ながら最近のM.I.C. Gadgetがもたらす情報に関しては、精度の低いものが目立つ。そのため、今回の情報も本当かどうかは怪しいところ。まだ新型4インチ型「iPhone」に関しては情報が少ないため、現状ではあまり期待しない方が良さそうだ。
[ via M.I.C. Gadget ]