本日Appleは、「macOS Sierra」に搭載される「Safari v10」のデベロッパー向けベータ版となる「Safari v10 beta」を「OS X El Capitan」と「OS X Yosemite」のユーザーに対してリリースしているので詳細をお伝えする!
「El Capitan」や「Yosemite」では「Apple Pay on the web」や「ピクチャ・イン・ピクチャ」は利用できないので注意
今回配布が開始されたのは、「Safari v10 beta」というデベロッパー向けに配布されたベータ版「Safari」で、次期「OS X」となる「macOS」をまだインストールしていないユーザー向けに公開されたものだ。
この「Safari v10 beta」は、先日開催された「WWDC 2016」で明らかにされた新機能が多数追加されており、「El Capitan」や「Yosemite」を利用するユーザーがインストールできるようになっているとのこと。
これをインストールすれば、正式版「OS X」を使用していても次期「Safari」の動作を確認することができるので、デベロッパーの方々は是非ダウンロードしてみてほしい。
今回公開された「Safari v10 beta」の主な特徴については以下の通り。
- 「Safari」の拡張機能
- サイドバーやブックマーク・履歴の表示形式の改良
- 連絡先カードからの自動入力の改良
- WEBリーダーの改善
- HTML5とレガシープラグイン
- 最近閉じたタブの再開
- Spotlightによるトップヒット提案
- 頻繁にアクセスしたサイトのランキング
- ウェブインスペクタタイムラインタブの追加
- ウェブインスペクタを使用したデバッグ
上記が今回追加されている主な新機能や特徴だ。「OS X El Capitan」用のベータ版に関しては、この他にも「アプリの拡張機能の開発」が行えるようになっているようなので、こちらの機能を利用したい方は「OS X El Capitan」で利用するようにしよう。
ちなみに、「Safari v10」から利用可能となる「Apple Pay on the web」や「ピクチャ・イン・ピクチャ」に関しては、残念ながら今回のベータ版では利用できない。これらを利用するには「macOS beta 1」のインストールが必要になる。
「Safari v10 beta」がリリースされたことで、デベロッパーは自身の端末を「macOS」のベータ版に更新することなく「Safari v10」のテストができるようになるため、拡張機能などの開発がはかどるだろう。デベロッパーの方々は是非ダウンロードしていただきたい。ダウンロードはApple Developer Centerからどうぞ。
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[ via 9to5Mac ]