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「WWDC2016」で発表されなかった幻の「ダークモード」のコードが「iOS 10 Beta 1」で見つかる

先日、Appleの基調講演が終了したが、残念ながら「ダークモード」についての発表はなし。今回の「WWDC 2016」の公式アプリにはダークカラーを基調としたUIが採用されており、「iOS 10」では「ダークモード」が搭載されるのではないかとの噂が広まっていたが、期待外れに終わっていた。

「ダークモード」は僕も密かに期待していた要素の一つで、発表がなかったことで少し残念な気持ちになっていたのだが、なんと基調講演後にデベロッパーに公開された「iOS 10 Beta 1」で、「ダークモード」らしきコードが見つかったとのことなので、詳細をお伝えする。やはり噂は本当だった?!

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コードを適用すると、メッセージアプリが「ダークモード」に

今回「ダークモード」らしきコードを発見したのはAndrew Wiik氏。

Andrew氏は、実際のiPhoneではなく、開発者に公開されている「iOSシミュレーター」というものを使ってこのコードをメッセージアプリに適用。その時の様子がこちらだ。

メッセージアプリの背景やキーボードが真っ黒になり、以前から噂されていた「ダークモード」のような状態になっている。現在の白を基調としたUIよりも画面全体が引き締まったような雰囲気に。

今回発見されたコードは、メッセージ関連のコード内に含まれていたようで、他のアプリで使用できるコードではなく、Andrew Wiik氏曰く、他のアプリを「ダークモード」にするのは不可能とのこと。

また、今回のコードは「iPhone」の設定アプリから気軽に切り替えるようなものではないため、一般のユーザーは利用できない。せっかく見つかったというのに残念だ。

冒頭でも述べた通り、「ダークモード」は前々から導入が期待されていた機能で、複数のコンセプト画像が誕生していたが、Andrew氏が公開した画像を見る限り、iOS版「ダークモード」は僕たちが想像していたものにかなり近いものだと思う。

このコードが見つかったからといって、Appleが将来的にiOSに「ダークモード」を追加するのかは不明だが、「OS X」ではすでに導入されており、次期「tvOS」でも追加されるとのことなので、できれば「iOS」でも対応して欲しいところだ。

[ via AppBank ]