Appleは今年の新型iPhoneに、新しいワイヤレス充電機構 「MagSafe」 を導入した。
MagSafeは、iPhone背面に内蔵された円形のマグネットを活用してワイヤレス充電器を快適にできるとして話題。iPhoneとワイヤレス充電器とのズレを解消し、最大15W出力をサポート、従来よりも高速に充電することが可能だ。
しかしこのMagSafe、iPhoneの保護ケースにレザーケースを使用する場合は、背面に丸い痕が残ることがあるという。現地時間23日、Appleがサポートドキュメントを公開し、MagSafeに関する注意点を伝えた (via MacRumors)。
MagSafeの痕がケースに残る可能性あり。利用者は要注意
iPhone 12用のレザーケースは11月6日に発売予定。AppleによればこのケースはMagSafeに対応しているものの、しかし使用していくうちに円形の痕が残ってしまう可能性がある。
円形の痕がつく理由は定かではないが、おそらくワイヤレス充電時に発生する熱などが影響しているのではないだろうか。もし、購入時の綺麗な状態を確実に維持したいのであればMagSafeを使う際はレザーケースをiPhoneから外す、もしくはそもそもMagSafeを使わないことが必要になるだろう。
また、もしレザーケースに円形の痕が残るのであれば、シリコーンケースやクリアケースにも同様の痕がつく可能性もありそうだ。まだ発売してから日が浅いこともあり報告例は少ないものの、シリコーンケースでさえ円形の痕が残ったと報告するユーザーがいるのもまた事実。筆者の持つ端末では起こっていないが、これまでの経験上、円形の痕が残っても全くおかしくはないと思われる。MagSafeを利用するユーザーはぜひ注意していただきたい。
ちなみに公開されたサポートドキュメントには、MagSafe充電器のお手入れ方法として、柔らかい布を水で多少湿らせた状態でシリコーンの充電パッドのあたりを丁寧に拭くことを推奨している。もちろん安全のためにMagSafe充電器を電源から抜くことをお忘れなく。
ちなみにMagSafe充電器を利用するには最低12W出力以上のUSB-C電源アダプタが必要。15W以上の高速充電を利用したい場合は20W出力以上のUSB-C電源アダプタが必要だ。