3月30日、ソフトウェア会社「iMobie」は、Mac/Windows向けソフト「PhoneRescue for iOS」の最新バージョンに当たる「バージョン3.7.0」をリリースした。
「PhoneRescue for iOS」は、一度削除したiOS端末のデータを復旧するのに役立つ機能が多数搭載された便利ソフト。
今回リリースされたバージョン3.7.0では、暗号化されたiTunesバックアップのパスワードを解析し、ファイルを復元する機能が追加されている。
暗号化されたiTunesバックアップのパスワードを解析し、ファイルの復元を実行
本来、暗号化されたiTunesバックアップから復元を実行するには、暗号化を解除するためのパスワード入力が必要となっている。しかし、今回追加された新機能では、暗号化されたiTunesバックアップのパスワードを強制的に解析し、データの復元を実行することが可能だ。
まず、パスワードを解析するため、パスワードに使用した文字列の種類を「大文字(A~Z)」「小文字(a~z)」「数字」「記号」の4種類から選択(複数選択可)し、パスワードの最小文字数と最大文字数、クラックのスレッド数(解析の速さ)を選択して「開始」ボタンを押す。
すると、パスワードの解析が始まり、無事成功するとデータ復元を実行することができる。また、パスワードの解析に成功した場合は、今後のためにパスワードを確認することができるとのこと。
同機能を活用することで、せっかくiTunesバックアップを取得したものの、暗号化パスワードが分からずにいつまで経っても復元できないという事態を防ぐことができる。もし暗号化パスワードが分からないiTunesバックアップがあるなら、試してみてはどうだろうか。
「PhoneRescue」はiOS用とAndroid用の2種類がリリースされており、それぞれ個人ライセンスが4,980円(税別)、マルチライセンス(PC5台までインストール可能)が6,980円(税別)で販売中。購入は「PhoneRescue for iOS」公式サイトからどうぞ。