Mac上でWindowsを動作させる人気仮想マシン環境ソフトウェア 「Parallels Desktop」 は、先日発表された 「Windows 11」 をMacで実行できるよう、開発作業を進めていることを明らかにした。iMoreが伝えている。
「Windows 11」 をMacで実行できるよう開発が進行中
Parallels Desktopは、Mac上で仮想化機能を使って 「Windows 11」 を実行できるよう、開発作業を進めているという。
現地時間6月28日、MicrosoftはWindows Insider Program向けに 「Windows 11」 のプレビュー版をリリースしたが、同プレビュー版では統合されたTeamsやAndroidアプリを動作させるなどの一部機能がまだ利用できない状態となっている。
この状況を受け、Parallels DesktopはMacとの互換作業をする前に、全機能が 「Windows 11 Preview」 で利用できるようになるのを待っている状態であるという。
Parallels DesktopはMacへの対応に関する具体的な説明はしていないとのことだが、「可能な限りの努力をするのは間違いない」 と述べている。
ちなみに 「Parallels Desktop」 は現在、「macOS Big Sur」 におけるWindows 10の仮想環境動作を実現しており、M1 MacでもWindowsを動作させることが可能となっている。
Windows 11はシステム要件の関係で、現時点ではBootCampを使ってMac上では動作させられないことが判明しているが、もし 「Parallels Desktop」 が可能にしてくれるなら、一部のMacユーザーにとって嬉しい報告となるはずだ。
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