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新型Oculus Quest、2021年に登場か 小型・軽量化で長時間の装着も楽に。リフレッシュレートも90Hz以上を検討

Facebook傘下のOculusは、新型 「Oculus Quest」 を開発中だ。第2世代とも呼べる同VRヘッドセットは、ヘッドセット本体の小型化と軽量化などが特徴となるという。Bloombergの記者Mark Gurman氏が伝えた。

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第2世代Oculus Questは本体が小型化し2021年に登場か

Mark Gurman氏によれば、新型Oculus Questは小型化と軽量化が行われ、さらに使用する素材にも変更が加えられることで、より装着時のストレスが軽減される予定のようだ。

サイズがどれほどコンパクトになるのかは現時点では不明だが、重量に関しては10〜15%程度軽くなるという。初代Oculus Questの重量は571グラムだったため、500g前後くらいになる可能性があるということに。

さらに性能面についてもアップデートが予定されていて、画面のリフレッシュレートが90Hz~120Hzに向上するとのこと。ただしリフレッシュレートについてはバッテリー持ちの兼ね合いとなることから、最終的には90Hzの動作に制限される可能性があるとのこと。もし制限がなかったとしても普段は90Hzで動作させ、必要な時に120Hzモードに切り替える、そんな仕様になる可能性が高い。とはいえ現行モデルは最大72Hzであるため、少なくとも現行モデルよりも高い没入感を味わえるようになるだろう。

ちなみに、初代モデルから引き継ぐ形でIPD (瞳孔間距離:目とディスプレイの距離) を調節するための物理スイッチが開発機の一部には組み込まれているとのこと。ユーザーの頭痛を回避するために同機能はとても重要だ。

コントローラーも改良される。現行モデルのコントローラーはバッテリーカバーが意図せず外れてしまうという問題があったが、それが改良されているとのこと。現行モデルに対して下位互換性もあるため、旧製品で利用することもできるのだとか。

Mark Gurman氏曰く、Oculusは2020年内の発売を目標に新型Oculus Questを開発していたという。しかし昨今のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響によって、発売時期が2021年に延期された可能性があるようだ。また、現行モデルを置き換える形で新型モデルを投入するのか、それとも現行モデルと併売する形で新型モデルを発売するかについては分かっていないとのことだ。

初代Oculus Questは2019年9月に発表された一体型VRヘッドセット。PCやスマートフォンといった外部デバイスとの接続が不要で、自由なVR体験ができる。トラッキングは上下左右前後の6DoF。ヘッドセット外部に4つのセンサーが内蔵されており、別途センサーを配置する必要のないインサイドアウト方式を採用していた。

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