
英ロンドンを拠点とするコンシューマー・テクノロジー企業Nothingは、インド初となる直営店舗を2026年2月14日にオープンすると発表した。出店地は、インド南部のベンガルールで、同国有数のテクノロジー都市として知られる。
Nothingは2021年の創業以来、透明デザインを特徴とするスマートフォンやイヤホンなどを展開し、若年層やガジェット好きのユーザーを中心に支持を広げてきた。2022年にはロンドン・ソーホーに初の直営店舗を開設しており、今回のインド店舗はそれに続く2拠点目の常設ストアとなる。
ベンガルールはIT企業やスタートアップが集積する都市で、新技術を積極的に受け入れるアーリーアダプター層が多い地域だ。Nothingは、コミュニティ重視のブランド戦略と親和性が高い点を理由に、同市を出店地として選んだとしている。
東京・ニューヨークにも出店計画、オフライン戦略を加速
Nothingは今回の発表で、今後は東京やニューヨークにも直営店舗を展開する計画を明らかにした。
Nothingは2025年のシリーズC資金調達ラウンドで企業評価額13億ドル(約2000億円)に達しており、今回の出店は成長フェーズに入ったことを象徴する動きと捉えられる。
実店舗を通じて製品を体験できる場を設けることで、スマートフォンやオーディオ製品のデザイン性や操作感といった「触れて分かる価値」を訴求する狙いだろう。オンライン中心だった販売体制から、ブランド体験を重視したオフライン展開へと軸足を広げることで、グローバルでの認知度向上とユーザー基盤の拡大を目指す。
日本ではこれまで、東京・原宿や渋谷で期間限定のポップアップストアを開設した実績はあるが、常設店舗は設けていない。アーリーアダプター層が多い都市という条件を踏まえると、日本では渋谷・原宿・表参道周辺が有力候補とみられる。
最新情報は、Nothing Indiaの公式X(旧Twitter)アカウントなどを通じて順次公開される予定だ。テックブランドとして独自路線を打ち出してきたNothingが、実店舗戦略によってどこまで存在感を高められるか注目される。
Bengaluru, India. Opening, 14.02. pic.twitter.com/UU0JP4X770
— Nothing India (@nothingindia) January 27, 2026
(画像提供:Nothing)


