
英Nothing Technologyは、同社ブランド「Nothing」からワイヤレスイヤホンの最新ハイエンドモデル「Ear (3)」を近日中に発売すると発表した。
NothingはX (旧Twitter) 上でティーザーを公開し、イヤホンの一部とみられるデザインをチラ見せするなど、これまで通り情報を小出しにする戦略をとっている。発売日については明言されていないが、過去の製品サイクルを踏まえると数週間以内に市場投入される可能性が高い。
Ear (3). Soon. pic.twitter.com/e1JVSYwqWa
— Nothing (@nothing) September 5, 2025
今回の発表が注目を集めている理由の一つは、ネーミングにまつわる混乱だ。Nothingは2021年の「Ear (1)」以降、2023年に「Ear (2)」、2024年には数字を外した「Nothing Ear」を発売。そして今回、再び「Ear (3)」と数字を冠する形で第4世代を投入する。ブランドはこれをユーザーからの要望に応えたものと説明しており、より明確な世代区分を打ち出す狙いがあるとみられる。
仕様についてはまだ不明な点が多いが、前モデルにあたるEar (2)は11.6mmドライバー、最大40デシベルのアクティブノイズキャンセリング (ANC)、AI処理によるマイク性能向上、最大36時間のバッテリー駆動時間 (ケース込み) を備えていた。Nothing Ear (3)ではこれらを超える改良が期待される。さらに、筐体素材の刷新を示唆する投稿もあり、デザイン面や質感に変化がある可能性もある。
NothingはCEOのカール・ペイ氏のもと、透明感のある独自デザインと戦略的なティーザーで注目を集めてきた。今回のEar (3)も例外ではなく、正式な発表前からコミュニティの期待感を高めることに成功している。今後の追加情報に注目が集まる。
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(画像提供:Nothing Japan)