ディスプレイ業界に精通するDSCC (Display Supply Chain Consultants) のCEOであるRoss Young氏が、昨日のDigiTimesの報道に待ったをかけた。
同氏の報告によれば、DigiTimesが、現地時間23日に伝えた新型iPad miniにはミニLEDディスプレイが搭載されるという情報は間違いであるとのこと。
新型iPad miniにミニLEDディスプレイは搭載されず?
現地時間23日、DigiTimesは業界関係者からの情報として、BLUメーカーのRadiant Optoelectronicsが次期MacBook Pro・iPad mini向けに、ミニLEDディスプレイのバックライトユニットを出荷開始すると伝えていた。
この情報を受けて、一部のAppleコミュニティは新型iPad miniに対する期待が高まっていたが、Ross Young氏はミニLEDのサプライヤーから、新型iPad miniにはミニLEDディスプレイは搭載されないことをすでに確認していると伝え、DigiTimesの報道を否定。もし事実なら、これまで同様、従来の液晶ディスプレイが搭載されることになる。
No miniLED iPad Mini this year. Digitimes story was not correct.
— Ross Young (@DSCCRoss) July 23, 2021
DigiTimesの情報は精度に欠けるものが多く、対してRoss Young氏は過去に何度も正確な情報を伝えている。過去の実績を考慮すると、新型iPad miniにミニLEDディスプレイが搭載される可能性はかなり低くなったと言えるだろう。
次期iPad miniは、iPad Air(第4世代)のようなベゼルレスデザインを採用するほか、USB-CポートおよびSmart Connectorが搭載される予定。プロセッサには最新のA15チップが搭載されるとみられている。
BloombergのMark Gurman氏によると、登場時期は今年後半であるとのこと。あと数ヶ月以内にお披露目になる可能性が高さそうだ。
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