今週、Nintendo SwitchにBluetoothオーディオ機能を搭載し、ゲームファンを沸かせた任天堂。同社はゲームファンをさらに沸かせるような、新たな発表をする可能性がありそうだ。
任天堂が米国連邦通信委員会 (FCC) に対して、未知のコントローラーに関するファイルを提出したことが判明。新たなワイヤレスコントローラーを開発している可能性があることが明らかになった。海外メディアVooksが伝えている。
任天堂が新しいワイヤレスコントローラーを開発中?
Vooksによると、任天堂は今週木曜日、米国連邦通信委員会 (FCC) に対して新しいデバイスに関するファイルを提出したとのこと。米国連邦通信委員会(FCC)とは、米国の通信や電波に関する規制を行う政府機関で、電波を発する製品・機器は必ず同認証が必要となる。
任天堂がFCCに対して180日間の機密保持要求を提出している関係で、登録されたデバイスの詳細はほとんど明らかになっていないものの、現段階でわかっていることとしては、同デバイスはBluetoothを使ったワイヤレス接続が可能であること、Joy-Conよりも多く電力消費することなどが明らかになっている。
また、今回登録されたコントローラーのモデル番号が 「HAC-043」 であることも興味深いポイント。1個前のモデル番号である 「HAC-042」 は 「Super Nintendo Entertainment System Controller」 であったからだ。この事実を考慮すると、任天堂は 「Super Nintendo Entertainment System Controller」 のようなレトロタイプの新ワイヤレスコントローラーを開発しているのではないか、と考えることができる。
「Super Nintendo Entertainment System Controller」 は、SNES (海外向けスーパーファミコン) のコントローラーをモチーフにしたワイヤレスコントローラーで、Nintendo Switch Online加入者向けに発売した製品。日本では 「スーパーファミコン コントローラー」 が販売された。
また、海外メディアThe Vergeは 「任天堂ならどんなこともやりかねない」 とし、10月に発売する 「Nintendo Switch (有機ELモデル)」 (※9月24日に予約開始) の発売にあわせて、新たなNintendo Switch Proコントローラーを発売したり、Nintendo Laboのようなエキサイティングな何かを発表する可能性もあると指摘。もちろん、Nintendo Switch Proコントローラーのマイナーアップデートモデルになる可能性もある。
実際のところは不明だが、任天堂とFCCとの間には180日間の秘密保持期間が設けられていることから、近いうちにその正体が明らかにされる可能性がある。ゲームファンをワクワクさせてくれるような何かであることに、少しばかり期待してみたい。
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