
9月25日、東京ゲームショウ2025の開幕に合わせて、Microsoft・コーエーテクモゲームス・プラチナゲームズは、『NINJA GAIDEN 4』のテープカットセレモニーを開催した。
テープカットはコーエーテクモゲームスブース内で実施され、Microsoft Gaming CEOのフィル・スペンサー氏、株式会社コーエーテクモゲームス 代表取締役社長CEO&COOの鯉沼久史氏、プラチナゲームズ株式会社 代表取締役社長/スタジオヘッドの稲葉敦志氏が登壇した。
『NINJA GAIDEN 4』の開発が始まった経緯
まず、主催者を代表して登壇した鯉沼久史氏は、セレモニーに集まった人々へ感謝を述べるとともに、『NINJA GAIDEN 4』の開発をはじめた経緯について振り返った。日頃から親交のあるプラチナゲームズの稲葉敦志氏と話す機会があり、その結果、アクションゲーム制作を得意とするプラチナゲームズと、コーエーテクモのTeam NINJAが連携し、新たなタイトルを作ることになったという。
この話をMicrosoftのフィル・スペンサー氏に伝えたところ、強い賛同を得て今回の『NINJA GAIDEN 4』は、Xboxのプラットフォームで発売されることになったという。
また、鯉沼氏はこのTGS会場がアジアで初めてのプレイアブル出展の場であることに触れ、シリーズファンのみならず世界中のアクションゲームファンに「ぜひここで遊んでほしい」と期待を寄せた。
開発チームの情熱と新主人公「ヤクモ」
続いて登壇したプラチナゲームズの稲葉敦志氏は、自分たちが『NINJA GAIDEN』シリーズの最新作を手がけることになるとは夢にも思わなかったと語り、この大きな挑戦の機会を与えてくれたコーエーテクモゲームスとMicrosoftに感謝を述べた。
開発チームは、ナンバリングタイトルを「従来通り面白いものにするのか、それとも新しいものにするのか」で大いに悩み、時には限界まで追い込まれることもあったという。しかし、その困難を乗り越える原動力となったのは、『NINJA GAIDEN』というアクションゲーム史に残るタイトルへの愛と尊敬だったと強調した。
最新作では、新たな主人公「ヤクモ」を設定。これまでの主人公リュウ・ハヤブサへの想いを新しい主人公に込めており、ぜひファンにはコントローラーを手に取って楽しんでほしいと呼びかけた。
フィル・スペンサー氏、自身の経験を語る
最後に、マイクロソフト コーポレーションを代表して登壇したフィル・スペンサー氏は、自身が『NINJA GAIDEN』シリーズを初代からXboxで遊んできたことを振り返り、今回のプロジェクトに関われたことを「光栄だ」と語った。
スペンサー氏は、一般公開前に先行して遊ぶ機会があったとし、「非常に面白く、シリーズ最新作として自信を持っておすすめできる」とその完成度を称賛。また、制作チームから「シリーズに対する深い愛と敬意」が強く感じられたと述べた。
本物の真剣をプレゼント
さらにスペンサー氏は、開発チームの素晴らしいスキルと制作力を祝うため、特別なプレゼントを用意していると発表した。それは、日本の職人に依頼して制作された本物の真剣。新主人公ヤクモの刀と、リュウ・ハヤブサの刀が用意されていた。
鯉沼氏は、「まさか本物の刃を作ってもらえるとは思わなかった。」と驚き、「ゲームの世界と現実が繋がったようで感動している」と感謝を述べた。この真剣は、TGSでの一般公開後に関係者へ贈呈されるという。
感動的なプレゼントの披露に続き、セレモニーはテープカットへと移り、「スリー、ツー、ワン、ゴー」のかけ声に合わせてテープが切られ、イベントは華やかに締めくくられた。