進化した次期AirPodsが登場するのは、早くて2021年になる可能性があることがわかった。
現地時間22日、台湾の業界紙DigiTimesはAppleの完全ワイヤレスイヤホン 「AirPods」 シリーズの次期モデルに関するレポートを掲載。その中で、AirPods(第3世代)は2021年前半、AirPods Proの新型モデルは2021年後半に発売する計画であると伝えた。
AirPods(第3世代)が2021年前半、次期AirPods Proが2021年後半に発売
AppleがAirPodsの各モデルの次世代機の開発に着手しているという情報が一部アナリストやリーカーからもたらされており、その登場に期待を寄せている人も多いはず。しかし、今回のDigiTimesの報道が事実であれば、AirPodsの新型モデルの登場はまだしばらく先になる可能性がある。
最新の情報では、TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏が、AirPods(第3世代)が2021年前半、AirPods Pro(第2世代)が2021年第4四半期もしくは2022年第1四半期に登場すると伝えていた。
iPhone SE(第2世代)の発売日を見事言い当てた著名リーカーであるJohn Prosser氏は2020年9〜10月に新型AirPodsが登場するとしていたが、のちに今年5月に登場すると予想を変更して以来、情報を提供していない。
また今回情報を伝えたDigiTimesも、当初はAirPods Proのエントリーモデルとみられる 「AirPods Pro Lite」 が2020年第2四半期に発売するとしていたが、のちに2020年後半もしくは2021年に発売が延期されたと伝えていた。今回言及したAirPods(第3世代)とAirPods Pro Liteが同一の製品かは不明ではあるが、少なくとも今年中に新型AirPodsが登場する可能性はかなり低そうだ。
ちなみにAirPods Proの次世代モデルにはヘルスモニタリングの新機能として心拍数が計測できる光センサーが搭載されると予想されている。またAirPodsの次世代モデルについては、(もしAirPods Pro Liteと同一の製品なのであれば) AirPods Proからノイズキャンセリング機能が外されたエントリーモデルとしてAirPods Proよりもすこし安く購入できる可能性がある。
DigiTimesによれば、AirPods ProのサプライヤーにはベトナムのInventec Appliancesが加わる予定で、既存サプライヤーLuxshareとGoertekと合わせた3社体制で製造する計画であるとのこと。製造コスト競争を促進するだけでなく、コロナなどによるリスクを分散することを目的としたサプライヤー増強なのかもしれない。
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