今年後半、任天堂は新型Nintendo Switchを発売すると、一部で報じられている。
新型モデルは現行モデルから性能を向上させた “プロモデル” 級になるとの噂があるが、同モデルに関する追加の情報が新たにBloombergから報じられた。
新型Nintendo Switchは処理能力とグラフィックスが向上
この情報を伝えているのは、Bloombergの望月崇記者とIan King記者。両氏の情報によれば、新型Nintendo SwitchにはNvidiaの新型SoCが搭載され、メモリ容量が増やされる予定で、処理能力とグラフィックスの向上が予定されているとのこと。
また、Nvidiaの 「NVIDIA DLSS (ディープラーニングスーパー サンプリング)」 を実装しているという。
DLSSはディープラーニングニューラルネットワークのパワーを活用して映像のフレームレートを上げ、美しく鮮明なゲーム映像を実現するレンダリングテクノロジ。この技術を利用することで、4K品質の映像出力が可能になるという。
ただし、DLSSはゲームに新しいコードを追加する必要があることから、既存タイトルではなく、主にこれから発売する新作タイトルで4K相当画質を楽しめるようになるとみられる。
そのほか、既報の通り新型Nintendo Switchには7インチの画面(1280×720ピクセル)の画面が搭載される予定。現行モデルが6.2インチであるため、約0.8インチ大きくなることになる。画面サイズが変更されるかどうかについてはわかっていないようだが、ベゼル(画面周囲の縁部分)を狭くすることで画面の大型化を実現する可能性もあるようだ。
発売時期は年末商戦を戦うため2021年後半を予定しているという。そして気になる価格は、349.99〜399.99ドル程度への値上げがアナリスト間で予測されているとのこと。日本円にすると、約38,000円〜43,000円程度となり、現行モデルから5,000円〜10,000円程度の値上げになる。
現行モデル | 新型モデル | |
---|---|---|
米ドル | 299.99ドル | 349.99〜399.99ドル? |
日本円(税込) | 32,978円 | 約38,000円〜43,000円? |
このことから、新型Nintendo Switchは現行モデルと新型モデルが併売されるのではないだろうか。現行モデルはノーマルモデル、新型モデルはプロモデルとしてラインナップされる可能性がありそうだ。ちなみに一部アナリストは最大の399.99ドルの価格設定でも需要を牽引できるとの見方のようだ。
関連記事
・新型Nintendo Switchは画面が大型化。有機ELディスプレイ搭載、4K出力にも対応~発売は2021年後半か