Appleは遂に今春、新型Mac Proを発売する計画であることがわかった。現地時間11日、米メディアBloombergの著名記者Mark Gurman氏が伝えた。
Mark Gurman氏によれば、Appleは今春に 「macOS 13.3」 をリリースする計画であるとのこと。現在、Appleは 「macOS 13.2」 のリリースに向けたベータテストを行なっているが、早くもその次のバージョンの開発も実施しているようだ。
The Apple Silicon Mac Pros in testing currently run macOS 13.3. The X.3 macOS release is typically out in spring. https://t.co/Pq4jhEu7BA
— Mark Gurman (@markgurman) January 11, 2023
例年どおりであれば、「macOS 13.3」 は2023年3月に配信される可能性が高い。参考情報として、「macOS 11.3」 は2021年4月に、「macOS 12.3」 は2022年3月に配信されていた。
そして、この 「macOS 13.3」 は新型14/16インチMacBook Proや新型Mac Proと同時にリリースされる可能性があるという。現在、開発中の新型Mac Proは 「macOS 13.3」 でテストされており、これらの今春に発売する予定であることが示唆されている。
新型MacBook Proについては、M2 ProとM2 Maxチップ、より高速化したRAM(メモリ)を搭載して性能を強化したマイナーアップデートモデルになると予想されている。画面サイズは現行モデルとおなじ14インチ/16インチの2種類。筐体デザインの変更箇所はなさそうだ。
新型Mac Proは、M2 Pro/M2 Maxよりも性能の高いM2 Ultraチップを搭載する予定。当初噂されていた最上位チップM2 Extremeの搭載は見送られたと報じられている。
デザインは、現行のIntelプロセッサ搭載Mac Proと同じになる予定。噂されていた筐体の小型化などは実施されない可能性が高そうだ。
また、M2 Ultraのマザーボード (チップセット) にメモリが直接くっつけられる仕様であることから、ユーザー自らがアクセスできるメモリスロットはなくなってしまう予定。搭載メモリを増やしたい場合は、自分で増設するよりも高額になってしまうが、新型Mac Proの購入時にメモリをアップグレードしておく必要がありそうだ。また、購入後にAppleに送付してアップグレードできるかどうかは分かっていない。
そのほか、新型Mac Proにはグラフィックスやメディア、ネットワークカード用のSSDスロットが2つ用意されているとのことだ。
なお、MacBook ProやMac Proのほか、Mac miniの新型モデルの登場にも期待が高まっているが、Mark Gurman氏はしばらくMac miniに関して言及していないことから、同モデルの発売時期については不透明となっている。
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(画像:Apple)