Appleのプロ向け端末 「Mac Pro」 、現在新型モデルが鋭意開発されている最中だが、その新型モデルは今年6月に開催予定の開発者イベント 「WWDC 2019」 でプレビューされることになるようだ。Bloombergの記者Mark Gurman氏が伝えている。
Mark Gurman氏によると、AppleはWWDCで多数の発表を用意している。例えばiPadでの作業効率を良くする機能の拡張や、ダークモードの改良、さらにはiOS用アプリとmacOS用アプリのユニバーサル(統合)化するSDKの発表などがあるというが、そのほかにも以前から告知していたMac Proの新型モデルを初披露する予定だと伝えた。
新型Mac ProがWWDC 2019で披露予定か
Mac Proに関しては、Appleの口から直接 「新型モデルを開発中」 であると告知されているため存在することは確実だ。2017年4月に、純正ディスプレイとともに新型Mac Proを開発していることを突如メディア関係者に伝えられ、さらにプレスリリースも公開された。
現在も開発中であることは分かっているが、新型Mac Proの正確な発売時期についてはまだ明らかにされていない。以前から2019年に新型モデルが投入されることが噂されてきたが、今回のMark Gurman氏の情報から、その噂はやはり正しいものであった可能性が高い。ただし、6月のWWDC 2019でプレビューされるということは、裏を返せばWWDC直後に発売することはなく、「2019年後半に発売する」 可能性も高そうだ。
新型Mac Proがどんな端末になるのかは現時点では不明。話によるとゴミ箱デザインから変更され、各パーツをユーザーの手で交換できる “モジュラー型“ が採用されると伝えられている。当然、少なくとも最新プロセッサやグラフィック性能の底上げは行われるだろう。
MacRumorsの報告によれば、「WWDC 2019」 は6月3日から開催される。例年通りであれば初日には基調講演が開催され、次期OSに関する発表などが行われるはずだ。開催まであと4ヶ月を切っているが、どんな製品になっているのか今からとても楽しみだ。
ちなみに、Appleは新型Mac Proに合わせて新型ディスプレイを開発していることも明らかにしている。先日のレポート記事では、Appleは31.6インチの6Kディスプレイを開発していると伝えられているが、同ディスプレイも新型Mac Proと一緒に発表される可能性が高そうだ。