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AirPowerには 「A11」 プロセッサが搭載?内部の熱を管理するためか

昨年3月に開発中止が発表されたものの、最近になって再度開発が再開された可能性があると噂のApple純正ワイヤレス充電器 「AirPower」 について最新情報が登場だ。

今年3月に同製品の開発再開を伝えたリーカーJon Prosser(@jon_prosser)氏が 「AirPower」 のプロトタイプの情報を入手。プロトタイプの内部に 「A11」 チップが使用されていることが判明したと伝えた。

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発生する熱の管理に 「A11」 チップを使用?

「AirPower」 はiPhoneやApple Watch、AirPodsを同時に充電できるApple純正のワイヤレス充電器。2017年9月にワイヤレス充電に対応した初のiPhone 「iPhone 8/8 Plus」 「iPhone X」 と同時に発表されたものの、Appleが求める品質基準を満たすことができなかったとして、2019年3月に開発中止が発表されていた。

しかし、今年3月にAirPowerの開発再開の噂が登場。伝えたのはJon Prosser氏だが、今回同氏から新生AirPowerの内部構造に関する情報が新たにもたらされた。

同氏によると、在宅勤務中のAppleの開発者の元に 「C68」 と呼ばれるAirPowerのプロトタイプが送られており、同プロトタイプには内部の熱を管理するために 「A11」 チップが搭載されていることが分かったという。

以前のプロトタイプでは、Apple Watchと他のデバイスを同時に充電した際に充電器全体が熱くなり、ほとんどの場合で燃えてしまうという欠陥があった。そのため、「A11」 チップを搭載することで特定のコイルのみに電力を送り、温度の低下を動的に待ってから電力を追加してオーバーヒートを防ぐという仕組みがとられているようだ。

今年3月の段階のプロトタイプではApple Watchの充電がサポートされていないということだった。しかし、今回の情報が事実なら、AppleはApple Watchをサポートする計画である可能性が高い。開発も順調に進んでいるのかもしれない。

「A11」 チップの搭載により、AirPowerは今度こそ問題を解決して発売に漕ぎ着くことができるのか。今後の続報に注目だ。

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