Apple、「iOSに移行」 アプリにケーブル転送の高速化や音声のボイスメモ/ファイルアプリへの保存機能を追加

Appleは、同社が提供している純正アプリ 「iOSに移行」 の最新版を配信した。今回のアップデートでは、USBケーブルを使った有線で移行する場合において、AndroidデバイスからiPhoneへのデータ転送の速度が向上している。

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「iOSに移行」アプリの最新バージョンでデータ転送速度が向上

iOSに移行 (Move to iOS)」は、AndroidスマートフォンからiPhoneへデータを転送する際の支援アプリとして、AppleがGoogle Playを通じて無料で提供しているアプリケーションだ。転送できるデータは、ユーザーの連絡先、メッセージ、写真、カレンダー、メールアカウントなど。

4月29日に配信された最新バージョンでは、USB-CケーブルやUSB-C to Lightningケーブルを使ったケーブル接続によるデータ転送が高速化された。従来は、Wi-Fi接続による転送が主流だったが、物理接続により転送速度が大幅に向上し、大容量データの移行にも対応しやすくなった。

加えて、Wi-FiやiPhoneのパーソナルホットスポットを介した接続にも対応しており、さまざまな環境下での柔軟な移行が可能となっている。

Android端末内の音声録音ファイル(ボイスレコーディング)も、ファイル形式に応じてiOSの「ボイスメモ」または「ファイル」アプリに自動で振り分けられるように。これまで手動で行う必要があった音声データの取り扱いが、今回のアップデートからワンステップで完了する。

さらに、通話履歴やDual SIM(デュアルSIM)ラベルの情報も移行対象に追加された。Android端末における使用履歴や、番号ラベルなどの細かな設定をそのままiPhoneに引き継げるようになっている。

また、移行プロセス中にiPhoneの使い方に関するヒントが画面に表示されるようになった。iOSに初めて触れるAndroidユーザーにとって、操作の不安を和らげる機能だ。

今回のアップデートでは、新たなサポート言語として、インド市場向けに10の新言語(ベンガル語、グジャラート語、カンナダ語、マラヤーラム語、マラーティー語、オディア語、パンジャブ語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語)が追加されている。インドは、Androidユーザーが圧倒的多数を占める地域であることから、Appleがシェア拡大を狙う重要市場。ユーザーを獲得したい狙いが垣間見える。

情報ソース

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(画像:Apple)

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