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マウスコンピューター 「親子パソコン組み立て教室」 長野・飯山市で開催。親子でPCを組み立てて夏の思い出づくり

7月28日、マウスコンピューターは同社の飯山工場 (長野県飯山市) で 「親子パソコン組み立て教室」 を開催した。

「親子パソコン組み立て教室」 は、同マウスコンピューターのPC組み立てが行われている飯山工場で、小学6年生とその保護者の親子ペアが、自身の用途に合わせたPCを組み立てる参加型イベント。

今回、筆者はマウスコンピューターの飯山工場を訪れ、「親子パソコン組み立て教室」 で参加者の皆さんが実際にPCを組み立てる様子を取材することができた。当記事ではその様子をレポートしたいと思う。

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2024年 「親子パソコン組み立て教室」 が飯山市で開催

「親子パソコン組み立て教室」 は、全国の小学6年生とその保護者 (2名1組) の親子ペアを対象にした参加型イベント。マウスコンピューターの特徴であるBTO (Build to Order=受注生産) を利用し、参加者自身が用途に合わせたPCをカスタマイズし、自分たちの力で組み立てることを目的としている。

自身がカスタマイズしたPCは通常の3割引の価格で購入でき、実際のマウスコンピューターの工場でPCを組み立てるという貴重な体験ができることから、夏休みの思い出づくりも兼ねて参加する人が多い。

今年の参加者は全60組 (親子で約120名) 。筆者が取材した午後の部にはその半分の30組が参加した。昨年よりも人数を増やした理由について広報担当に尋ねたところ、「昨年は30組の抽選枠に対して60組の応募があって、中には抽選からもれて参加できない人もいたので、今年は応募してくれた人はできるだけ入れたいという思いで人数を増やしました」 とのこと。

マウスコンピューター新社長の軣秀樹氏

午後の部の冒頭では、まずは工場内に用意された特設スペースで開校式が開催。今年6月にマウスコンピューターの代表取締役社長に就任したばかりの軣秀樹氏と、飯山市副市長の伊東ゆかり氏が登壇した。

軣氏は中学生の頃にラジオを組み立てたりと、小さい頃からものづくりのことを常に考えていて、そんな会社で働けたらと思い、この業界に入ったという。「本日は親御さんと一緒にパソコンを組み立てて、実際に組み立てたパソコンを勉強やプログラミング、ゲームなど色々なことに活用してもらえればと思います。楽しんでパソコン教室をやっていってください」 と参加者たちに呼びかけた。

副市長の伊東氏は、飯山市内だけでなく市外、県外からも大勢の参加者が飯山市を訪れたことに歓迎の言葉を述べるとともに、「自分だけのパソコンを自分の力で組み立てるということで、楽しみにしている方も多いと思います。ぜひ自身で組み立てたパソコンを長い間使ってください。夏休みの1日、お家の方と楽しい思い出を作っていってください」 と話した。

軣社長と伊東副市長からの挨拶のあと、組み立て教室の一日校長を務める高橋和樹氏が登壇。「今日パソコンの組み立てを手伝ってくれる先生方は、皆さんの当選を引き当ててくれた人です。そんな先生たちとも仲良くなって、夏休み最高の思い出を作ろうね!みんなで作ろう、パソコンマウス!」 と元気よくポーズを決め、開校式を締め括った。

開校式のあと、参加者たちは2つのグループに分かれ、組み立てに使うパーツの詳細や持ち方、触ってはいけない部分などの説明を受けた。特に無線LANのパーツはサイズが小さく、午前中の参加者たちも苦戦していたとのことで、念入りな説明があった。

その後 「宝探し」 と称して、自身のPCの組み立てに必要なパーツを探しに倉庫の方へ。参加者たちは宝探しのマップのような資料を手に、パーツの名前や型番を確認しながら、必要なパーツを集めていく。担当の先生からのサポートも受けつつ、どの参加者たちも手際良くパーツを集めることができたようだ。

全員がパーツを集め終わったら、実際の部品を組み立てる前に 「親子トライアル」 が実施。この企画は今年初めて導入されたもので、親子で協力して部品の取り付け作業の練習をするというものだ。

「親子トライアル」 採点中の高橋校長

練習中には審査員の方々が参加者の様子を見て独自の基準で採点を行い、それぞれ 「熱心に取り組んでいたで賞」 「整理整頓できていたで賞」 「親子で協力していたで賞」 「工場長賞」 「飯山賞」 の5つの賞にふさわしい参加者を選出する。

賞を獲得した参加者には、賞品としてマウスコンピューターオリジナルのワイヤレスマウス&キーボードとマウスパッド、そして飯山市の特産物であるりんごジュースやおへりょパイなどが進呈される。

親子トライアルが終わった後には、いよいよ本番の組み立て作業に。1組につき担当の先生が必ず1人ついて作業をサポートするため、参加者たちのほとんどは困ることなくスムーズに作業できていたようだ。

今回のパソコン教室では、ゲーミングPCの組み立てをする参加者が多く、中でも昨年展開を開始したゲーミングブランド 「NEXTGEAR」 のゲーミングPCが多かったように思う。広報担当いわく、同ブランドのPCは手頃な価格帯でありながら、ゲーミングに必要なスペックをしっかり確保しているというコストパフォーマンスの高さを魅力的に感じる人が多く、売り上げも好調であるとのことだった。

組み立ての様子を見守る軣社長

また、今回の取材の合間に、パソコン教室について軣社長にお話を伺うことができた。軣社長は元々開発にいた人ということもあり、「子どもたちが組み立てる様子を見ていると私も作りたくなります」 と作業したい衝動でウズウズしていた様子。

ただし、軣社長は熱中するとじっくりと時間をかけて作業しがちで、社員からは 「組み立てが遅くなるので手は出さないでくださいね!」 と散々念押しされたとのこと。「今、作業したいのを一生懸命我慢しています」 と笑いながら話していた。

組み立て作業の開始から1時間ほどで、まずはノートPC組が徐々に組み立てを完了。無事起動が確認できたら、開校式を実施した特設スペースで高橋校長から修了証書を受け取り、完成したPCと一緒に記念写真を撮影した。

親子トライアルで賞を取った参加者には、この修了証書の授与のタイミングで高橋校長から賞品が手渡される。賞品を受け取った参加者たちは嬉しそうな笑顔を浮かべていた。

さらにその30分後には、デスクトップPC組も続々と組み立てを完了していく。デスクトップPCの場合はディスプレイに接続しての起動確認が必要になるため、たくさんのディスプレイが並ぶ検査場へ。緊張した面持ちでディスプレイを見つめる参加者たちだったが、無事画面が表示され、親子揃って 「やったー!」 と大喜び。

記念写真の撮影が終わってPCを梱包している様子

起動確認の完了後は、ノートPC組と同様に特設スペースにPCを持っていき、修了証書を受け取って記念写真を撮影。その後、完成したPCを梱包して全行程終了となった。組み立て教室に参加したみなさん、お疲れ様でした!

マウスコンピューターの親子パソコン組み立て教室は、全国の小学6年生とその保護者とで参加可能。毎年恒例のイベントということで、現在小学5年生のお子さんがいらっしゃるご家庭の方は、夏休みの自由研究や思い出づくりの一環として、来年の参加を検討してみてはどうだろうか。