当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Meta、初の自社ブランドAIグラス「Meta Glasses」発表。299ドルから、最新AI「Muse Spark」搭載

Metaは6月23日(現地時間)、アイウェア大手のEssilorLuxotticaとの共同開発による新型AIスマートグラス「Meta Glasses」を発表した。価格は299ドルから。米国や英国、カナダ、ドイツ、フランス、オーストラリアなどで販売を開始した。なお、日本での展開は現時点では未定。

Metaはこれまで、EssilorLuxottica傘下のRay-BanやOakleyブランドと連携した「Ray-Ban Meta」「Oakley Meta」を展開してきた。今回発表されたMeta Glassesは同社初の自社ブランドAIグラスとなる。

背景には、スマートグラス市場の拡大がある。市場調査会社IDCによると、2025年のスマートグラス出荷台数は960万台に達し、そのうちMetaとEssilorLuxottica連合が約76%を占めたという。GoogleはWarby Parkerとの提携を発表し、SnapもARグラス「Specs」を投入するなど競争が激化するなか、Metaは価格帯やデザインの選択肢を広げることでユーザー層の拡大を狙う。

Meta GlassesはRay-Ban Metaより約80ドル安価ながら、AIグラスとしての基本機能を継承する。ディスプレイは搭載しないが、カメラ、オープンイヤー型スピーカー、複数のマイクを内蔵。専用アクションボタンからMeta AIを呼び出し、音声による操作や情報取得が行なえる。

フレームは3種類を用意する。長方形デザインの「Meta Adventurer」、存在感のある「Meta Fury」、そして米実業家・インフルエンサーのカイリー・ジェンナー氏と共同開発したオーバル型の「Meta Glasses by Kylie」だ。カラーやレンズの組み合わせを含め、発売時点で26種類のバリエーションを展開する。

度付きレンズにも対応し、購入後に好みの眼鏡店で度付きレンズへ交換できる「Rx Lens Swap」も導入した。ノーズパッドは3段階で調整でき、テンプル先端やヒンジ部分も装着感に配慮した設計としている。

スポンサーリンク

新AI「Muse Spark」を初搭載 歩行者ナビや翻訳機能も強化

Meta Glassesは、Meta Superintelligence Labs(MSL)が開発した新AIモデル「Muse Spark」を発売初日から搭載する最初の製品となる。

Muse Sparkによって強化されたMeta AIは、スポーツの試合結果や周辺の飲食店情報の検索、目の前にある物体や風景の認識、スケジュール管理などに対応する。Metaによれば、ユーザーが見ているものを理解しながら自然な会話を行なえるという。

音響面ではオープンイヤー型スピーカーを採用し、周囲の音を聞きながら音楽やポッドキャスト、オーディオブックを楽しめる。マイクアレイには風切り音を抑える技術を導入し、通話や音声操作の品質向上を図った。

カメラを利用したハンズフリー撮影にも対応する。新機能として、複数枚を自動撮影し最適な写真を提案する「Dynamic Photo」を追加するほか、ディスプレイ非搭載モデル向けに歩行者ナビゲーション機能も近日中に提供する予定だ。音声によるターンバイターン方式の案内で目的地まで誘導する。

ライブ翻訳機能も強化され、日本語、中国語(北京語)、韓国語、ヒンディー語を含む14言語を新たに追加。対応言語は合計20言語へ拡大する。

バッテリー駆動時間は8時間以上。付属の折りたたみ式充電ケースを利用すると最大40時間分の追加利用が可能となる。あわせて、Ray-Ban MetaやOakley Metaにも対応する専用充電スタンドも発表された。

MetaはAI時代の主要なハードウェアとしてスマートグラスを位置付けており、今回のMeta Glassesはその普及を加速させる戦略製品となる。ディスプレイを搭載した上位モデルや将来のARグラスへ向けた入り口としても注目を集めそうだ。

情報ソース

(画像:Meta)