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Meta、Facebook向け「Creator Studio」をiOSアプリとして提供開始。AIで投稿やコメント対応を支援

Metaは8月10日、Facebookのクリエイター向け新アプリ「Facebook Creator Studio」をiPhone向けに公開した。現時点では米国・カナダにおけるすべてのクリエイターが無料で利用できる。ダウンロードはApp Storeから。

Facebook Creator Studioは、Facebook上で活動するクリエイター向けに、投稿やエンゲージメント管理を支援するアプリだ。Metaは「AI-powered daily companion for Facebook creators(FacebookクリエイターのためのAI搭載デイリーコンパニオン)」と位置付けている。

アプリでは、クリエイターがその日に取り組むべきことを自動的に提示する「Daily priorities」、Facebook上でのフォロワー拡大に向けたパーソナライズされたアドバイス、AIによるコメント返信機能を用意する。

特に実用性が高そうなのが「AIコメント返信機能」だ。投稿へのコメントが増えると、すべてに返信する作業はクリエイターにとって大きな負担になる。Creator Studioでは、AIがクリエイター自身の「声」に合わせた返信を生成できるとしている。

一方で、AIがどこまで本人らしい文章を作れるかは今後のポイントになりそうだ。クリエイターの普段の言葉遣いや雰囲気から外れた返信を自動で投稿してしまえば、かえって違和感を生む可能性もある。

アプリの説明では、Facebookを使って興味のある分野を探したり、ほかのユーザーやクリエイター、コミュニティとつながったりするための機能も案内されている。Meta AIへのアクセスもアプリに組み込まれている。

対応OSは「iOS 18.0」以降で、アプリ容量は286.2MB。また、Mac版も用意されており、macOS 15.0以降かつApple M1チップ以降を搭載したMacで利用できる。

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2023年に終了した「Creator Studio」が復活

今回のアプリには、過去にMetaが提供していたCreator Studioとのつながりもある。

Metaは2023年、従来のCreator Studioを終了し、クリエイター向けの機能を「Meta Business Suite」に統合する方針を示していた。Business Suiteは広告やビジネス管理など幅広い機能を扱える一方、個人でFacebookページやコンテンツを運営するクリエイターにとっては、必要以上に多くの機能が含まれる構成でもあった。

今回のFacebook Creator Studioは、そうしたクリエイター向け機能を再び独立したアプリとして切り出す形になる。

Metaはここ最近、特定の用途に絞ったiPhoneアプリを相次いで投入している。7月にはFacebook Marketplaceの販売者向け「Seller」を公開。7月下旬には、AIを使って子ども向けの物語を作る「StoryKit」の限定的なテストも実施している。

これまでMetaは、複数の機能を大きなプラットフォームや統合アプリにまとめる方向を進めてきた。今回のCreator Studioは、そこから一転して、利用者ごとの目的に合わせた専用アプリを用意する動きのひとつとみられる。

Facebookを使って自身のブランドやコンテンツを発信するクリエイターにとって、広告キャンペーンなどのビジネス向け機能と、投稿の分析やコメントへの対応といった日常的な作業は必ずしも同じではない。

Metaが今回、Creator Studioを独立したアプリとして復活させた背景には、こうしたクリエイターと企業・広告主の使い方の違いを意識した狙いがありそうだ。

▶︎ App Storeから「Facebook Creator Studio」をダウンロード(米国・カナダのみ)

(画像:Meta/App Store)