メルカリモバイル、7月1日から「かけ放題」提供。専用アプリ不要、3タイプから選択可能

メルカリグループが手がけるMVNOサービス「メルカリモバイル」は、2025年7月1日より新たなオプションとして「かけ放題プラン」の提供を開始する。

「かけ放題プラン」は、これまでの通信料金プランに追加可能なオプション形式で、ユーザーの通話ニーズに応じて3種類のプランが用意されている。

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スマホ標準アプリでそのまま通話、国内なら定額でかけ放題

メルカリモバイルの「かけ放題プラン」は、国内通話を月額定額で何度でもかけられるサービスだ。

嬉しいのは、専用の通話アプリを使わずに、スマートフォンに標準搭載されている電話アプリからそのまま発信できる点だ。MVNO業界では、音声通話に専用アプリを介する方式が一般的だが、メルカリモバイルは使い慣れた標準アプリでそのまま利用できる。

発信先は固定電話・携帯電話を問わず、すべての国内通話が対象となる。提供される3種類のプランは以下(価格はいずれも税込)。

  • 5分かけ放題:月額500円。1通話5分以内であれば、国内通話が何度でも無料。
  • 10分かけ放題:月額770円。1通話10分以内なら無制限で通話可能。
  • 無制限かけ放題:月額1,320円。時間制限なしで国内通話がかけ放題。

かけ放題プランには、新規契約時の申し込みのほか、既存ユーザーも「プラン変更手続き」から加入可能。新規加入の場合は、申し込み当日の0時以降の通話から即適用される。ただし、プラン変更や解除の反映は翌月1日からで、月内の変更は1回までに制限される。

MVNO業界では、音声通話に関しては専用アプリ経由のものが主流だったが、今回のメルカリモバイルの施策は、ユーザーの利便性を重視しつつ、明快で使いやすい通話サービスへの転換を示すものと言える。

国内市場では、格安SIMの競争がデータ通信中心から通話機能の付加価値競争へとシフトしつつある中、メルカリモバイルは“アプリレス通話定額”という切り口で差別化を図る。この戦略が、メルカリ経済圏ユーザーのさらなる囲い込みにつながるか注目される。

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(画像:メルカリ)

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