1月25日、Appleは開発者向けに「macOS High Sierra 10.13.4 beta 1」を公開した。
同ベータ版は、バージョンが「10.13.3」から「10.13.4」に上がっていることもあり、複数の新機能や変更点があるようだ。
すでに海外メディアや開発者から、変更点に関する報告が上がっているので、同記事で詳しく紹介したいと思う。
大きな変更点・新機能は2つ
現時点で発見されている「macOS High Sierra 10.13.4」の新機能・変更点は2つ。
32bitアプリの起動時に警告が表示
Appleは今年1月から新規アプリの提出時に64bit対応を必須化、さらに今年6月からは、アップデート申請にも64bit対応を必須化することを発表している。
おそらく次期macOSからは32bitアプリは起動ができなくなるものと予想されているが、「macOS High Sierra 10.13.4」からは32bitアプリの起動時に警告が表示されるようになるようだ。いよいよ32bitアプリが排除される方向に向かっている。
「iMac Pro」の壁紙がすべてのMacで利用可能に
昨年12月に発売した「iMac Pro」には特別な壁紙「インク・クラウド」が同梱されており、これは「iMac Pro」を購入したユーザーのみが利用できる専用壁紙であることが予想されていたが、予想とは裏腹にすべてのMacでも利用することができるようになるようだ。
macOS 10.13.4 gives everyone the ‘Ink Cloud’ wallpaper previously exclusive to iMac Pro https://t.co/wl7tkJ1TBi pic.twitter.com/xvvGy9xviP
— Zac Hall (@apollozac) 2018年1月24日
「macOS High Sierra 10.13.4」をインストールしたMacであれば、「MacBook Pro」だろうと「MacBook」だろうと、同壁紙をデスクトップに貼り付けることができるようになるとのこと。
設定は、システム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバー]>[デスクトップ]から。
以上が、「macOS High Sierra 10.13.4 beta 1」の変更点と新機能。筆者も試しに使ってみているが、まだまだ荒削りな感が否めず、一部で不具合も発生しているようだ。
ただし、まだファーストベータの段階であるため、今後アップデートの回数を重ねるごとにバグフィックスや安定性が向上することが予想される。また、今後のアップデートでさらなる新機能の追加も考えられる。