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「macOS Sonoma」 新機能まとめ。ビデオ会議の新エフェクト、ゲームモード追加など

現地時間6月5日、Appleは開発者向けイベント 「WWDC23」 の基調講演を実施。次期macOSの 「macOS 14 Sonoma」 を正式発表した。

当記事では、基調講演の発表をもとに 「macOS Sonoma」 の新機能をまとめた。今秋の正式リリースまでの予習にぜひ活用していただきたい。

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インタラクティブウィジェットが登場

デスクトップにウィジェットを配置し、ウィジェットギャラリーにアクセスできるように。何かアプリを開いて作業している際には、ウィジェットの表示が集中力を削がないよう、壁紙に自然に溶け込むように表示される。

ウィジェットはインタラクティブになり、ウィジェットから直接リマインダーにチェックを入れたり、メディアの再生/一時停止をしたり、ホームアプリから照明のオン/オフができるようになる。

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ビデオ会議アプリにプレゼンターオーバーレイが追加

ビデオ会議アプリを利用中に、新しいビデオエフェクトとして 「プレゼンターオーバーレイ」 が追加。背景と自分を分離し、他のユーザーに共有しているコンテンツの上に自分を表示させることで、プレゼンをしている自分の存在感を高めることができる。

また、風船、紙ふぶき、ハートなどのリアクションをシームレスに映像に追加し、自身の感情を通話相手に簡単に共有できる。リアクションは簡単なジェスチャーでも表示させることが可能だ。

これらの新しいビデオエフェクトはFaceTimeをはじめ、ZoomやTeams、Webexなどで利用可能だ。

新しいスクリーンセーバ

macOS Sonomaには、北カリフォルニアにあるソノマの緩やかな丘陵地帯をはじめとした、世界中の場所のスローモーションビデオをスクリーンセーバとして設定できる。これらの画像は風景や地球、水中といったテーマに沿ってランダムに表示される。

ロック画面解除時の画面は、画面下部にユーザーアイコンやパスワード入力欄などが表示されるように変更されており、ロックを解除するとシームレスにデスクトップに切り替わるように表示される。

ゲームモードが導入

Macでゲームをプレイする際に 「ゲームモード」 が利用できるように。CPUとGPUのパフォーマンスをより優先的にゲームに割り振ることで、より一貫したフレームレートで最適化されたゲーム体験ができるようになる。

また、Bluetoothのサンプリングレートを2倍にすることで、AirPodsでの音声の遅延を劇的に軽減し、XboxやPlayStationなどのゲームコントローラでの入力遅延を低減させることも可能だ。

ゲームモードは、最近Mac向けにリリースされたばかりのゲームはもちろん、これから公開予定のゲームを含むすべてのゲームで機能する。

PDF体験が大きく向上

より効率的にPDFが編集できるように、MacでのPDF体験が向上。入力フォームが自動認識され、氏名や住所などの連絡先情報を 「連絡先」 アプリからすばやく入力できるようになる。

また、メモアプリではPDFやスキャンした文書が全幅表示されるようになり、リンクされたメモを使って関連する情報を効率よくまとめることができるようになる。

「Siri」 と言うだけでSiriを起動可能

Siriの起動が 「Hey Siri」 ではなく 「Siri」 のみで起動できるように。さらに、一度起動すればそのまま連続してリクエストを伝えられるようになる。

メッセージアプリがより便利で楽しく

iOS 17と同様、メッセージアプリが強化されたことで、より便利に楽しくコミュニケーションが取れるように。

絵文字ステッカーとLiveステッカーによる新しいステッカー体験に加えて、メッセージの検索機能、アクティブなグループチャットで自分が最後に読んだメッセージにジャンプする機能、インラインの返信が便利にすばやくできるようになる機能などが利用できるようになった。

また、オーディオメッセージの書き起こしにも対応し、その場で読むのはもちろん、あとから聞くこともできる。

Safariに 「プロフィール」 追加

Safariの生産性を高める新機能として 「プロフィール」 が追加。ユーザーは仕事とプライベートなどトピックごとに別々にブラウズできる。

履歴やCookie、タブグループ、お気に入りはプロフィールごとに保存され、簡単に切り替えられるようになる。

また、「プライベートブラウズ」 により、ユーザーはFace IDもしくはTouch IDを使って表示中のウインドウをロックできるほか、サイト越えトラッキングに使用されているトラッカーを削除できる。

キーボードの自動修正/インライン入力が強化

自動修正が向上し、これまで以上にすばやくテキストを入力できるように。インラインの予測テキストによって、ユーザーは文章をすばやく書き終えることができ、音声入力の新しい音声認識モデルによって精度が向上する。

macOS Sonoma 対応機種/リリース時期

「macOS Sonoma」 がサポートするデバイスは、ラップトップでは2018年以降に発売したMacBook Air/MacBook Pro。

デスクトップでは、2017年以降に発売したiMac Pro、2018年以降に発売したMac mini、2019年以降に発売したiMacとMac Pro、2022年以降に発売したMac Studioをサポートする。

昨年の 「macOS 13 Ventura」 ではサポート対象だった複数のMacが今年は非対応となっているため、古いデバイスを使っている方は注意していただきたい。

  macOS 14 サポート端末
MacBook Air 2018年以降に発売したモデル
MacBook Pro 2018年以降に発売したモデル
Mac mini 2018年以降に発売したモデル
iMac 2019年以降に発売したモデル
iMac Pro 2017年に発売したモデル
Mac Studio 2022年以降に発売したモデル
Mac Pro 2019年以降に発売したモデル

「macOS Sonoma」 の正式リリースは今秋を予定している。正式リリースに向けて本日より開発者向けデベロッパープレビュー版が、今年7月よりパブリックベータ版が公開される予定だ。

「macOS Sonoma」 対応機種まとめ。2017年以降に発売したモデルがサポート対象
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(画像:Apple)