次期macOSの 「macOS Catalina」 で、「Expansion Slot Utility」 ツールが復活することがわかった。現在、開発者向けに配信されているベータ版 「macOS Catalina Beta 2」 から 「Expansion Slot Utility」 が発見された。
「macOS Catalina」で「Expansion Slot Utility」が復活
この 「Expansion Slot Utility」 は、拡張スロット (PCI Express) を搭載した次期Mac Proの内蔵パーツを管理するためのアプリケーション。もともとIntelベースのMac Proで利用できたツールだが、2008年のMac Proから同ツールのサポートが廃止されていた。
しかし、今年6月の 「WWDC 2019」 で、Appleは予告していた次期Mac Proを正式発表。同デバイスには8つのPCI Express拡張スロットが用意されていて、ユーザーの手で交換・増設できるようになった。これらを管理するために、「Expansion Slot Utility」 ツールがアプリとして復活するという。
「Expansion Slot Utility」 アプリでは、各スロットの帯域幅を手動で割り当てたり、自動帯域幅設定を有効にしたりできる。また、自動帯域幅設定に関してはPCI拡張デバイス間で動的に帯域幅を割り当てることもできるとのこと。
また、インストールした各PCIカードが最適なパフォーマンスを発揮できていない場合については、ユーザーにその旨が通知される機能もあるとのこと。
MPXモジュール x 2、またはPCI Expressカードスロット x 4(最大)
各MPXベイが以下を提供:
x16 Gen3帯域幅(グラフィックス用)
x8 Gen3帯域幅(Thunderbolt用)
DisplayPortビデオルーティング
1つのMPXモジュールに対し最大500Wの電力
上記に代わり、各MPXベイが以下に対応可能:
フルレングス、ダブルワイドx16 Gen3スロット x 1、
フルレングス、ダブルワイドx8 Gen3スロット x 1(MPXベイ1)
またはフルレングス、ダブルワイドx16 Gen3スロット x 2(MPXベイ2)
2つの8ピンコネクタ経由で最大300Wの補助電源
フルレングスPCI Express Gen3スロット x 3
x16スロット x 1、x8スロット x 2
75Wの補助電源を利用可能
Apple I/Oカードを装着したハーフレングスx4 PCI Express Gen3スロット x 1
新型Mac Proは2019年秋に発売予定。詳細な販売価格は不明だが、ベースモデルは5,999ドル (約65万円) で販売される予定となっている。
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[ via 9to5Mac ]
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