Appleが先月30日に発表した新型 「Mac mini」 の性能が明らかになった。各種ベンチマークスコアを掲載しているGeekbenchに、「Mac mini 2018」 で計測したとみられるベンチマークスコアが掲載されている。
新型Mac miniのベンチマークスコアが掲載
Geekbenchに掲載されていたベンチマークスコアは、「Mac mini 2018」の最上位モデルで計測したものとみられる。搭載されているプロセッサは、Intel Core i7(3.2GHz 6コア/TB使用時4.6GHz)。搭載メモリは32GB。
もし、これ以外にカスタマイズせずに同じ構成のものを購入した場合の価格は210,800円(税別)になる。
ベンチマークスコアは2つ投稿されており、ひとつはシングルコアスコア「5070」、マルチコアスコアは「16818」。ふたつ目のベンチマークスコアはシングルコアスコアが「5512」、マルチコアスコアが「23516」となっている。
ふたつのベンチマーク結果に差があるのが気になるところだが、もしこれらのベンチマーク結果が本当だとすれば、「Mac mini 2018」 最上位モデルの性能は、「MacBook Pro 2018/15インチモデル」 にCTOオプションで搭載できる最大プロセッサ 「Intel Core i9(2.9GHz 6コア/TB使用時4.8GHz)」 とほぼ同じか、もしくはやや劣るくらい。
シングルコアスコア | マルチコアスコア | |
---|---|---|
Mac mini (2018)① | 5070 | 16818 |
Mac mini (2018)② | 5512 | 23516 |
MacBook Pro (2018) | 5344 | 22556 |
MacBook Pro 15インチモデルの場合は独立GPUが搭載されているので単純比較は不可能だが、仮にそれを抜きにしたとすれば、「MacBook Pro 15インチモデル」 の最上位モデルとほぼ同じ性能のデバイスが 「Mac mini」 であれば10万円以上安く購入できることになる。
ちなみに、今回のベンチマーク結果は 「Mac Pro 2013年モデル」 にもシングルコアスコアで上回るなど肉薄。さらに、今年アップデートがなかった 「iMac 2017年モデル」 をも上回る性能となっている。
「Mac mini 2018」は最大64GBのメモリ容量、2TBのストレージ容量を搭載できるなど、エントリーユーザーだけでなくプロユーザーですら満足させられる性能になっている。まだ、エントリーモデルの性能は明らかになっていない状態だが、発売が近くなるにつれて次第に明らかになっていくことだろう。
「Mac mini 2018」 の発売は今月7日、すでに注文受付が開始されているので、興味のある方はぜひApple公式サイトへ。
【追記】2018.11.03 07:30
Intel Core i3(3.6GHz)搭載モデルのベンチマークスコアをAppleInsiderが報告している。シングルコアは4,769、マルチコアは14,202。旧型モデルよりも大幅に性能が向上している。
[ via VentureBeat ]
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