Appleは近くM1チップのパワーアップ版となる 「M1X」 チップを搭載した製品を発売するとの噂。対象となるのはMacBook ProやiMacの上位モデルである可能性が濃厚だが、もしかするとMac miniにもM1X搭載モデルが用意される可能性があるようだ。
現地時間24日、Appleの未発表製品に関して高い予測精度をもつ著名リーカーJon Prosser氏は、新型Mac miniのレンダリング画像を公開。M1Xチップを搭載することで得られる恩恵について言及している。
新型Mac miniのポート構成が判明?Thunderbolt/USB4ポートは4つか
Jon Prosser氏によると、新型Mac miniは現行モデルの基本デザインを踏襲しながらも、上部にはプレキシガラス(樹脂を使用したガラス) が使用されるほか、現行モデルよりもさらに薄くなるなどデザインの変更があるとのこと。
また、Thunderbolt/USB4ポートが4つ、USB-Aポートがふたつ、HDMIポートがひとつ、イーサネットポートがひとつ搭載されるとしている。これらはM1チップでは実現できなかったものだが、M1Xによって実現できるようになるという。
さらにMac miniは薄型化が行われる予定だが、代わりに電源アダプタが24インチiMacのように外部に露出する設計になるとのこと。これまではMac mini本体に搭載されていたため、電源ケーブルのみが本体から伸びる仕様だった。
電源アダプタは、24インチiMacのようにマグネットで接続する方式だという。これらのiMac風な仕様変更が行われるということは、Mac miniもカラフルなカラーラインナップが用意される可能性がありそうだ。
次期Mac miniの詳細については、米メディアBloombergが今月18日に報じていたものが最も信憑性が高いとみられる。
同メディアの記者Mark Gurman氏によれば、Appleは現行モデルよりも高性能な新型Mac miniを開発中で、同新型モデルに搭載されるApple Siliconチップは、8つの高性能コアと2つの高効率コアの合計10コア構成。次期14インチ・16インチMacBook Proへの搭載が予想されているチップと同じものになるとのことだ。
さらに同チップの恩恵によりメモリ容量は最大64GBまで増やせるようになり、背面のThunderboltポートは4ポートに増加すると伝えていた。
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