7月12日、Appleは新製品「MacBook Pro 2018」を発表した。
同製品は、Intelの第8世代プロセッサ「Coffee Lake」を搭載するなど、処理能力の向上が図られている。Appleの発表によると、13インチMacBook Proは従来比2倍、15インチモデルは70%程度、処理能力が向上しているという。
しかし、性能のアップグレードはプロセッサだけではないようだ。搭載されているストレージ(SSD)の読み書き速度も確実に向上しており、過去最速の処理速度を実現しているという。
Appleから事前にテスト用端末を受け取ったLaptop Magが、レビュー記事を公開。その中で計測したベンチマークを掲載しており、過去最速のSSDの実力が明らかになっている。
「MacBook Pro 2018」のSSDは過去最速の処理速度
Laptop Magがベンチマークを計測した端末は13インチ「MacBook Pro(Touch Barあり / 2018)」。2.3GHzのクアッドコア8世代のCore i5プロセッサ、RAM8GB、512GBのSSDを搭載したモデルだ。
同メディアはSSDの性能を測るため、ファイルのコピーテストを実施した。MacBook Proに搭載されているSSDは、シーケンシャルリードが最大3.2GB/s(読み込み速度)、シーケンシャルライトが最大2.2GB/s(書き込み速度)と非常に早い処理性能を持っていることが明らかになっているが、実際にコピーテストを実施した結果、2,519MB/sと他社の同クラスのデバイスを圧倒するスピードでファイルをコピーすることができたという。
ちなみに、BlackMagic Disk Speed testでは2,682MB/sと、こちらも高速な結果が出たことが明らかに。約4.9GBのデータをわずか2秒程度でコピーすることができたとのこと。
もちろん、Appleは最新のOSで「APFS」という新ファイルシステムを導入していることも影響したはず。大容量を転送するのに長けている同ファイルシステムを搭載した端末とそうでない端末を比較するのはフェアとは言いづらいが、ただし単純にどちらの端末が優れているかという点に着目すると、結果は歴然。
また、今回のベンチマークは最小容量のストレージで行われているため、さらに大きな容量もしくは最大容量の2TB~4TBになると、さらに早い数字が出る可能性がある。
Laptop Mugはプロセッサのベンチマーク結果も公開した。ベンチマークはGeekbench 4で計測されているのだが、マルチコアスコアが18,055とこちらも13インチMacBook Proとしては過去最高の処理性能になっていることが判明している。これは、昨年発売した15インチ「MacBook Pro 2017」に匹敵するほどの性能だ。
キーボードの改良やプロセッサの向上、画面やTouch BarにTrueToneテクノロジーが搭載されるなど、あらゆる面で「プロ」向け端末に成長したMacBook Pro。ユーザーの手元に届くにはまだ少しだけ時間がかかるようだが、今からとても期待できそうだ。
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