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初めて英字配列キーボードのMacを買うなら 「US配列」 ではなく 「UK配列」 を選ぶべき理由

Macのキーボードを英字配列にしたい?でも、初めての英字配列だから不安?なら、ここは 「US配列」 ではなく 「UK配列」 のキーボードを検討してみてはどうだろうか。

先日筆者は、これまで使ってきた 「MacBook Pro (13-inch)」 2016年モデルを手放し、新たに 「MacBook Pro (13-inch)」 2017年モデルを購入した。

2017年モデルの使用感や魅力、どのような人が購入すべきかについてはMacBook Pro(2017)のレビューでお伝えしたのだが、レビュー公開後に複数の読者の方からとある質問を受けた。その質問は、

ーーなぜキーボードを 「US配列」 ではなく 「UK配列」 にしたのか。

英字キーボードを好むユーザーの多くはおそらく 「US配列」 を選んでいると思うのだが、筆者は個人的に 「UK配列」 の方が使いやすいように感じている。今回はその理由について、少しばかり解説したいと思う。

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「JIS配列」 のキーボードはあまり美しくない

一般的に、日本で販売されている端末のキーボードは、「JIS配列」 が採用されていることが多い。

「JIS配列」 はそれぞれのキーにアルファベットとかな入力用の平仮名が記されており、Macの場合はスペースバーの左右に 「英数」 と 「かな」 キーが別々に用意されているのが特徴。

日本語と英語(アルファベット)が混じる文章を書く際には便利で、日本語入力に向いたキー配列になっている。

しかし、気になるのが 「かな入力」 用の平仮名がキーに記されていること。多くのユーザーはローマ字入力を利用しているため、実質かな入力用の平仮名がほとんど意味をなしておらず、ただMacBook Proのスマートな見た目が台無しになるだけ。

筆者も文字入力にローマ字入力を利用しているため、かな入力用の平仮名は不要。ということで、美しい見た目を維持するため、英字配列キーボードを選んだというわけだ。

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「US配列」 ではなく 「UK配列」 を選んだ理由

一般的に、英字キーボードといえば 「US配列」 を思い描く方が多いとは思うが、今回筆者が選んだのは 「US配列」 ではなく 「UK配列」 。読者の方からは 「なぜUK配列?」 という疑問の声もいただいたが、それには明確な理由がある。

まずは 「US配列」 と 「UK配列」 の違いを見比べていただくために、Appleの純正キーボード 「Magic Keyboard」 の画像を用意したので、こちらをご覧いただきたい。

 「UK配列」 は、キーの位置は 「US配列」 とほとんど一緒なのだが、大きく分けて2種類の違いがある。

まず1つ目の違いはキーボードのシンプルさ。US配列では 「shift」 「caps lock」 「tab」 「return」 「delete」 キーにそれぞれキャプション(文字) が書かれているがUK配列は記号のみとなっている。これらのキーは、わざわざキャプションを見て入力することもないため、UK配列の方が見た目は良い。

ちなみに、以前から筆者はUK配列キーボードを使っていた

そして、2つ目の違いは 「return (エンター)」 キーの形が違うこと。

 「US配列」 のreturnキーはshiftキーのような横長なのだが、「UK配列」 のreturnキーの場合は 「JIS配列」 より小さいものの、代わりに縦長になっており 「JIS配列」 に慣れた人からすると押しやすい形状になっている。

職場や学校などにあるパソコンはほとんどが 「JIS配列」 のキーボードを採用しているため、それらの端末を使う機会がある場合、普段とのギャップが少ないという利点がある。

以上の2点が 「US配列」 ではなく 「UK配列」 を選んだ理由だ。

英字キーボードは 「美しさ」 だけでなく 「使いやすさ」 も兼ね備える

ちなみに、これは 「US配列」 「UK配列」 のどちらにも当てはまることだが、英字キーボードを選ぶべき理由には 「見た目」 のほかに 「使いやすさ」 がある。

上記の画像を見ていただきたいのだが、「JIS配列」 は全体的にキーが左寄りになっているため、手をホームポジションに置いた時に 「return」 「delete」 キーが少し遠くて入力しづらい。

それに対し、英字キーボードは 「JIS配列」 よりもキーが中央寄せで配置されているので、ホームポジションから手を離すことなく「return」 「delete」 が入力できるようになり、文字入力の速度や精度が向上する。タイピングをする機会が多い方にとってはとても重要な違いだ。

「UK配列」 はUS配列のように使いやすい配列方式。なおかつシンプルで美しいが、「return」 キーなどJIS配列にも近い部分もある。個人的には英字キーボード初心者が選ぶにはピッタリなのではないかと感じている。

一度慣れてしまえば、さほど苦労せずにタイピングができる英字キーボードだが、切り替え当初はどうしても使いづらく感じるものだ。そのギャップを埋めるための手段として、はじめのうちは 「UK配列」 を使ってみるのもいいかもしれない。そのうち慣れてきたら、次のMacでは 「US配列」 のキーボードを選んでみるのもあり?

もちろん 「JIS配列」 も悪いものでもない。やはり日本語の入力に最適化されていることもあり、誰でも使える安心感がある。見た目はともかくとして、これまで慣れ親しんできた 「JIS配列」 を使い続けたい、職場や学校の端末と統一したい、そう思うのであれば、これまで通り 「JIS配列」 を使った方が良いだろう。

MacBookの場合は、一度キーボードを決めたら次のモデルを購入するまで変えることができないため、キーボード選びはぜひ慎重に。

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