ロジクールは、2024年10月に同社ゲーミングブランド 「ロジクールG」 のワイヤレスゲーミングマウス 「PRO X SUPERLIGHT 2
ロジクールGのゲーミングマウスのラインナップのなかで最も軽量、かつ高速なマウス操作が必要な人にはピッタリの 「PRO X SUPERLIGHT 2」 だが、このアップデートを経て、さらに高速かつ快適なマウス操作ができるように。さらにカスタマイズ性もアップし、より自分好みに使えるようになった。
今回、ロジクールより 「PRO X SUPERLIGHT 2
軽くて取り回ししやすく、センサーのアップデートでプロも満足できる性能になった 「PRO X SUPERLIGHT 2」
「PRO X SUPERLIGHT 2
「PRO X SUPERLIGHT 2」 には左右対称の右利き・左利き両対応モデルと、右利き用のエルゴノミックシェイプを採用した 「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX
カラーラインアップは、ブラック/ホワイト/マゼンタの3色。今回はそのうちの 「ホワイト」 をお借りした。マットなホワイトで、キーボードやヘッドセットなどの他の周辺機器とも合わせやすい色味になっている。配信などで手元に統一感を持たせたい人には使いやすいカラーと言えるだろう。
本体は右利き・左利きのどちらにも対応できるよう、左右対称のシェイプが採用。手は小さめ、マウスは右手で使う派の筆者が実際に持ってみたところ、サイズは少し大きめのようにも感じたが、マウスを覆うように握ることが多い筆者にとってはちょうど良く、しっかりとしたフィット感が感じられた。
本体重量はロジクールGのマウスの中で最軽量の60g。スイスイと軽い力で操作できる。軽いマウスは滑りやすく、狙った場所を通り過ぎてしまうことも多々あるが、本製品は狙った場所にピタッと止めやすく、エイムを定めやすい。
搭載ボタンは左右のクリックと2つのサイドボタン、マウスホイールの合計5ボタン。ロジクールによると、ボタンにはメカニカルスイッチのクリック感と光学式スイッチの圧倒的な反応速度を兼ね備えた、ハイブリッドなLIGHTFORCEスイッチを搭載しているという。
実際にクリックしてみると 「カチッ」 としっかりめに手応えを感じるクリック感になっていて、手応えのあるクリック感が好きな筆者は好感触だった。誤操作防止にも役立ってくれそうだ。
左側のサイドボタンは、一般的なゲーミングマウスに比べてやや小さめ。また、位置については筆者は手の大きさ的に問題なく押すことができたものの、位置がマウスの中間あたりにあるため、マウスを深めに持つ人、あるいは浅めに持つ人の場合はボタン位置が遠くなり押しにくさを感じるかもしれない。
また、ホイールは軽めでスムーズに動かしやすい一方で、スルスルっと動いてしまうためアイテム欄で狙ったアイテムを通り過ぎてしまうことがあった。思い通りに動かすには慣れが必要そうだ。
本体の充電はUSB Type-Cポートを使用する。昨今は多くのデバイスがType-C化していることもあり、充電器や充電ケーブルはPCやスマートフォンなどと共用で使うことができるはず。
背面下部にはUSBレシーバーを収納する部分があり、フタを外すことでアクセスできる。小さなレシーバーはカバンの中で行方不明になりやすいので、きちんとこの部分に収納して持ち歩くようにしよう。
製品名 | PRO X SUPERLIGHT 2 |
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カラー | ブラック、ホワイト、マゼンタ |
税込価格 | 25,410円 |
本体サイズ (幅x奥行x高さ) | 64mm x 40mm x 125mm |
重量 | 60g |
総ボタン数 | 5 |
スクロールホイール | あり |
チルト機能 | なし |
センサー性能 | センサー方式:オプティカル (HEROセンサー) 解像度:100〜32,000DPI 最大加速:40G 最大速度:500インチ/s |
感応性 | USBデータフォーマット:16 bits/axis USBレポートレート:1,000Hz〜2,000Hz |
接続方式 | LIGHTSPEED (2.4GHzワイヤレス) |
電源 | 内蔵充電式リチウムイオン電池 |
充電 | USB Type-C |
連続使用時間 | 約95時間 |
「PRO X SUPERLIGHT 2
まずはポーリングレートの向上。ポーリングレートとは、マウス側で検知した動きをパソコンに伝える1秒あたりの頻度のことで、アップデートによって4,000Hzから8,000Hzに向上したことにより、高い応答性と超低遅延を実現した。また、8,000Hzの設定でもバッテリー消費を抑える独自技術を搭載するため、長時間のプレイも安心だ。
トラッキングスピード (マウスを動かしたことをセンサーが認識する最高速度) も500IPSから888IPSに向上。マウスを22.5m/秒の速度で動かしてもその動きをセンサーが捕捉し、エイムに反映する。
また、マウスを静止状態から急激に大幅に動かしたときに加速度がかかっても捕捉する性能が40G → 88Gに向上。これにより、180°後方への振り向きエイムや、視界両端の敵を同時に倒すクラッチなどの操作も瞬時にできるようになった。
さらに感度 (DPI) も32,000から44,000に向上。5単位ごとの細かい調整もできるようになり、好みに応じて自由にカスタマイズできるようになった。なお。カスタマイズするには 「Logicool G HUBソフトウェア」 が必要だ。
さすがに筆者のゲームスキルでは、上記のアップデート内容すべてを生かしたプレイをすることはできていないとは思うのだが、プロゲーマーを目指して日々練習をしている人や、高いエイム精度が求められるゲームをよくプレイする人にとっては嬉しいアップデートとなったのではないだろうか。
「PRO X SUPERLIGHT 2
人によってはサイドボタンの位置が使いづらく感じるかもしれないが、筆者のようなマウスの持ち方をする人や、手が小さめの人はフィットしやすいのではないだろうか。あと、個人的にはホイールをもう少し重めにしてくれれば操作しやすいかなと感じた。
もし、あなたが一般的なゲーミングマウスを使っているのであれば、「PRO X SUPERLIGHT 2
ただし、留意していただきたいのは価格が26,950円(税込)とゲーミングマウスとしては少し高めなこと。耐久性も上がっているとのことなので、長く使うことができる製品ではあると思うが、できれば自身の手に対するフィット感を確認するため製品展示している家電量販店などに行って、実際に使い心地をチェックできればより安心して購入できるのではないだろうか。