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ロジクール、待望の 「MX Master 4」 10月30日に発売。「触覚フィードバック」初対応で作業効率アップ、本日から予約開始

Logitech International の日本法人である株式会社ロジクールは9月30日、新型マウス「MX Master 4」を発表した。価格はオープンで、ロジクールオンラインストアにおける販売価格は21,890円(税込)。発売は10月30日(木)を予定している。

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AI直結のショートカットと触覚フィードバックで操作性を進化

「MX Master 4」は、同社のフラッグシップマウスシリーズ「MX Master」の最新モデルだ。2019年発売の「MX Master 3」以来、約6年ぶりのフルモデルチェンジになる。なお、改良版の「MX Master 3S」や「MX Master 3S for Mac」は2022年に発売されていたため、純粋な新モデルとしては3年ぶりの登場ということになる。

そもそも「MX」シリーズは、ロジクールが展開する高性能な生産性ツール製品群を示す。いずれの製品もクリエイティブ作業やオフィス業務を効率化するための先進的な機能を備え、快適さと精度を重視した設計が特徴だ。その要素を取り入れたマウス製品が「MX Master」シリーズということになる。

MX Master 4の最大の進化ポイントは、スカート部分に新たに搭載された「触覚フィードバック センスパネル」だ。このパネルを押すと画面上に8つのショートカットがリング状に並んだ「Actions Ring」が展開され、各ショートカットにカーソルを合わせてクリックするだけで、選択したショートカットを即時実行できる。

これらのショートカットの中には、ChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAIツールへのアクセスもデフォルトで割り当てられているほか、デバイス間の切り替えを1ボタンで行える「Easy Switch」も搭載できる。AIに瞬時にアクセスしたり、接続先を画面上だけで切り替えながら効率よく作業できる。ロジクール製品専用アプリ「Logi Options+」では、アプリごとの操作割り当てやマクロ登録機能「Smart Actions」も利用可能だ。

操作のイメージ

上記はPhotoshopで同じ操作をした際のカーソルの移動範囲の比較で、紫色がActions Ringを使用して操作した場合、灰色がカーソルで直接操作した場合となっている。ロジクールによると、Actions Ringを活用することでマウス移動量を最大63%、作業時間を最大33%削減できるとしており、集中を途切れさせずに作業に没入できる。

操作時の動作・ショートカット・通知に応じて親指エリアが細やかに振動する触覚フィードバックも搭載。振動の強さやタイミングはアプリごとにカスタマイズ可能で、直感的かつ精確な操作レスポンスを実現する。

左右クリック部には、汚れや摩耗に強い透明プレートを採用し、長期間使用してもきれいな状態を保つことができる。また、表面には微細なマイクロテクスチャーを施し、手触りの良さとグリップ感を向上させた。

サムホイールについても位置を数ミリ上に移動したことで、1回のスクロール量を増やすことが可能になり、ExcelやPremiere Proなど水平方向でのスクロール時の操作性が向上している。

MagSpeed電磁気スクロールは引き続きフリースピンモードとラチェットモードの切替が可能で、1秒で最大1,000行の高速スクロールを実現。トラッキング精度は8,000DPIで、ガラス面を含むあらゆる面で正確な操作が可能だ。底面のソールは従来よりも広くなったことで安定感が増したほか、操作感も滑らかになっている。

接続面では、独自の接続規格であるLogi BoltおよびBluetoothの両方をサポートする。Logi Boltについては付属する「Logi Bolt レシーバー」を使用するが、コネクタがUSB Type-AのものではなくUSB Type-Cになっているため、昨今広く普及しているUSB Type-Cを搭載したデバイスに対応できるはずだ。

また、「MX Master 4」は、本体に内蔵するICチップを改良し、アンテナ位置も変更したことで、従来の「MX Master 3/3S」と比較して2倍強固な接続性を実現したとのことだ。バッテリーはフル充電で最大70日間使用可能で、1分間の急速充電で3時間の使用が可能。

素材面ではサステナビリティに配慮し、グラファイトモデルは最低54%、ペイルグレーは最低48%の再生プラスチックを使用。低炭素アルミニウム製サムホイール、100%リサイクルコバルト電池を採用し、パッケージはFSC認証紙で構成されている。未塗装プラスチックや分解しやすい設計により、リサイクル性も高い。

MX Master 4は、直感的な操作体験を追求した「Actions Ring」と触覚フィードバックに加え、精確なスクロール、長時間のバッテリー持続、素材・設計面での環境配慮をすべて備えた次世代ワイヤレスマウスだ。クリエイティブ作業から日常業務まで、ユーザーの作業効率と没入感を大きく向上させるだろう。

本機については、10日間ほどじっくり使ってみた上での感想をレビューとして公開しているため、購入を検討している方はぜひご覧いただければと思う。