LG、4K液晶テレビの2023年ラインナップ全4シリーズ13モデルを発表。7月上旬から順次発売

6月6日、LGエレクトロニクス・ジャパンは、4K液晶テレビの2023年ラインナップとして、全4シリーズ13モデルを発表した。これらの新型モデルは7月上旬から順次発売を予定している。

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LGの4K液晶テレビ2023年ラインナップが発表

2023年ラインナップとして発表されたのは、「QNED85JRA」 「QNED80JRA」 「QNED75JRA」 「UR8000」 の4シリーズ。43インチから86インチまでの幅広いサイズがラインナップされている。

このうち、「QNED85JRA」 と 「QNED80JRA」 シリーズには、ナノセルカラーテクノロジーが採用されている。

変換オーガニックフィルムをパネルに組み込むことで、緑色の純度を高めながら赤色の色域を広げ、よりクリアで鮮明な表現を可能にするほか、微細な粒子がRGB発光時に色のにじみから発生する余分な光波長を吸収し、RGB各色の純度を高めている。

さらに 「QNED85JRA」 シリーズには、MiniLEDバックライトに上記のナノセルカラーテクノロジーと量子ドットテクノロジーを組み合わせることで、より鮮やかに色を表現する 「LG QNED MiniLED」 が搭載。さらに色の純度を高め、深い黒を再現することで鮮やかな色を実現している。

「QNED80JRA」 や 「QNED75JRA」 シリーズには、量子ドット液晶の 「LG QNED」 が搭載。「UR8000」 シリーズには、直下型液晶の 「LG UHD TV」 を搭載する。

各液晶にはエリアごとに光を制御できるバックライトが搭載されており、たとえば夜空の映像でも、月に近い闇と遠くの闇の違いや奥行き感を緻密に再現するという。

「QNED85JRA」 と 「QNED80JRA」 には、独自のリアルタイムAIプロセッサー 「α7 AI Processor Gen6」 が搭載。あらゆるコンテンツのジャンルに加えて、各シーンを自動で認識し、それぞれのシーンにもっとも合う設定を自動で適用してくれる。

映像に関しては、映像ジャンルをAIが認識して最適な画質に変換する 「AI 映像プロ」 、1フレームごとにトーンマッピングを行い、トーンカーブを最適化することで自然で美しい色表現を実現する 「ダイナミックトーンマッピング」 、肌の色をナチュラルに保ちながら、細部まで鮮やかに映像を再現し、暗部を引き締めつつ階調豊かな映像を提供する 「ダイナミックビビッド処理」 などにより、それぞれのコンテンツにあった最高の画質で映像を楽しむことができる。

テレビの画質にあまり詳しくない人でも自身にあった画質で視聴できる新機能 「パーソナルピクチャーウィザード」 も登場。画面の案内に従って、テレビに表示される画像の中から好みの画像を数枚選ぶだけで、好みに沿った設定を自動で適用してくれる。

サウンドに関しては、「AIサウンドプロ」 が第6世代に進化。音色と音の輪郭を補正する 「AI クリアサウンド」 や、音量によって高音や低音の聞こえ方が異なるのを均一に聞こえるように自動調整する 「オートバランスコントロール」 などの新機能を搭載したことで、バーチャル5.1.2chサウンドの立体音響を実現する。

また、AIが映像のジャンルを音楽、ニュース、ドラマ、スポーツ、映画に自動で分類し、音声をソースに合わせて最適化する 「アダプティブサウンドコントロール」 、地上波放送とYouTubeなど、アプリやチャンネルを切り替えでも一定した音量レベルを保つ 「オートボリュームレベリング」 などの便利機能も搭載されている。

付属のマジックリモコンには、リモコンに搭載されているマイクを通じてAIが音の跳ね返りを計測し、マジックリモコンを持っているユーザーの位置をサラウンドの中心になるように音の跳ね返りを調整する賢い機能も搭載されている。

「QNED75JRA」 と 「UR8000」 シリーズには、「α5 AI Processor Gen6」 が搭載される。

さらに2023年ラインナップは、独自OSが 「webOS 23」 に進化。アカウントごとにおすすめコンテンツが表示されたり、ホーム画面のアプリを自分仕様にカスタマイズできる 「マイプロフィール」 機能、ホーム画面にアプリをジャンルごとにまとめたカードが新たに追加され、頻繁に使用するアプリを即座に起動できる 「クイックカード」 機能が利用可能だ。

ネット動画アプリには、既存のNetflixやDisney+、Prime Video、YouTubeなどのほか、新たに 「TVer」 アプリが追加されている。

2023年ラインナップの 「QNED85JRA」 「QNED80JRA」 「QNED75JRA」 「UR8000」 の4シリーズのうち、「QNED85JRA」 「QNED80JRA」 は7月上旬から、「QNED75JRA」 「UR8000」 シリーズは8月下旬から発売を予定している。

ちなみに、2022年に発売した 「LG LED TV (フルHD) 」 の 「32LX7000PJB」 は、今後も継続販売を予定しているとのことだ。

また、テレビに取り付けて使用する別売カメラ 「LG WebCam」 も7月上旬に発売予定。ビデオ通話をしたり、マルチビューでトレーニング動画を見ながら自分の動きをチェックするなど使い方を広げることができる。想定実売価格は16,000円前後。

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(画像:LGエレクトロニクス・ジャパン)

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